息子に教える英語教材を作成するために、いろいろ考えて調べているとまたまた学校英語の問題に気付くことがあります。
今回は一つ単語を取り上げて久しぶりに学校英語の問題点を解説しようと思います。
同じ英単語でもイギリス英語とアメリカ英語で意味が変わったり、使い方が違ったりします。
学校で習う英語は基本的にアメリカ英語です。
私が住んでいたシンガポールは長い間イギリスの植民地だったので、イギリス英語です。
駐在員の時に仕事をしながら、赴任した当初から2年間だけですが英語の個人レッスンを受けていました。
もちろん、習うのはイギリス英語です。
例えば、『昇降機』は【lift】ですし、『駐車場』は【car park】です。
各々【elevator】【parkig lot】とは言いません。
綴りが違う単語もあります。
【quite】
今回は、日本人が使いにくい【quite】について説明します。
基本的なイギリス用法とアメリカ用法を知っておくと理解しやすいです。
丸暗記する必要がなくなります。
※この単語はアメリカ人より、イギリス人が好んで使います。
最初にこれをおさえておきましょう。
※イギリス英語 『完全に、全く』
I quite agree with you.
あなたに全く同意します。
※イギリス英語 『(平均や期待に比べて)まあまあ、割と』
This song is quite good.
この歌はまあまあいいね。
※アメリカ英語では『とても、非常に』
This story is quite interesting.
この話はとても面白い。
※アメリカ英語ではかたい表現となり日常会話ではあまり使いません。
ビジネスレタ-では使います。
This story is very interesting. が一般的。
こういう非常に大切な説明が学校の授業ではされず、前述の3つの意味を丸暗記させられ試験にでるのです。そりゃあ実際の会話で役に立たないし、使いにくいわけです。
日本語でも『えらい』は関西では『偉い』という意味に加えて『しんどい』という意味でも使われます。
他にも【shall】の使い方の違いなどあるのですが、こういう事を息子にはしっかり教えていきたいと思っています。
私はたまたまイギリス英語圏に赴任してそこで個人レッスンを受けたので、こういう事が理解できるようになってとてもラッキ-でした。
このブログではこういう事を英語学習者にもっと発信していこうと思います。