(元記事)
https://laughingsquid.com/bryan-cranston-reads-letters-from-d-day-soldiers/ by Lori Dorn Jun 5, 2019
(内容)
ノルマンディー上陸作戦75周年を記念したAARPシリーズ「Battlefield Heroes」の中で、俳優のブライアン・クランストンが、Dominick“Dom”Bart上等兵が、ドイツ占領下のフランス・オマハビーチで攻撃を受けた後に、妻のMildredへ向けて書いた手紙を厳かに朗読している。オーヴァーロード作戦(ノルマンディの戦いのコードネーム)で上陸した第一陣の中にいたにもかかわらず、生き延びたBartは、愛する妻に対して、実際に目にした恐ろしい光景を語っている。
<1944年6月6日(D-Day)>
朝の6時半でした。まさに上陸しようとしていました。応戦するチャンスはありませんでした。
―進め!進め!―
<D-Day Landからの手紙>
愛するミルドレッド。遠き地で砲撃の轟音が聞こえます。そして、ダダダ・・・というマシンガンの銃撃音。状況は最悪でした。上陸ボートは半分浸水していました。ヘルメットで水を外に掻き出していました。成功するなんて思えませんでした。海岸までたどり着けなかったボートもあります。おぞましい光景でした。
命令が飛んできます。「行くぞ!」 戦闘の中に飛び込みました。人生で初めてのことでした。応戦することなんてできませんでした。私たちは頭の上までずっぽりと海水に浸かっていたのです。銃弾が次々と飛んできて、私たちはドイツ軍のなすがままでした。私は海の中を漂い、死んだも同然でした。もはや岸にたどり着くなんて不可能でした。半分凍えた状態で岸に漂着し、意識を失いました。
戦いはクライマックスを迎えていました。私は意識を取り戻してライフルを見つけ、歩き回って自分の部隊を探しました。慈悲深い神よ。この惨状はどういうことでしょう。160人の中でたった25人しかいませんでした。私たちのポジションは過酷なものでしたが、意思と恐怖と幸運によって、私たちはあらゆる障害を乗り越え、内地に進んで、最初の町を制圧したのです。
私たちの部隊は、この戦いを勝利に導く一端を担えたことを誇りに思っています。多大な犠牲を払った仲間たちに敬意を表し、今日はアイゼンハワーから休日と宣言されました。それはシンプルなレクイエムでしたが、そこには大きな意味がありました。
さようなら、愛する妻よ。君に愛とキスを。ドム。
戦後、ドムはニューヨーク州の自宅に戻り、ミルドレッドとの間に二人の子供を授かった。彼は余生を体内の銃弾の破片と共に過ごした。
― クリストファー・バート(ドムの孫)―