(元記事)
https://www.boredpanda.com/ancient-rome-scale-model-plastico-di-roma-imperiale/ By Andželika
(内容)
ローマの街は古代から劇的に変化しているが、重要な歴史的モニュメントの多くが現存するため、在りし日の栄光の古代ローマに思いを馳せることができる。しかし、このパワフルな都市が実際にどのような外観だったのかを実際に見れるようにした人物がいる。
エウル (EUR) 地区にあるローマ文明博物館が、これまで作られた中で最も印象的な都市の模型を保管している。
これは「Plastico di Roma Imperiale」と呼ばれる、コンスタンティヌス1世の時代である4世紀のローマの街を再現した石膏模型である。
この複雑な模型は、イタリア人建築家 Italo Gismondi がフォルマ・ウルビス・ロマエ(セウェルス帝の大理石平面図)から作ったもので、1/250スケールで出来ている。彼は1935年にこれに取り組み始め、完成に35年を費やした。
現在、この模型は古代ローマの最も貴重な資料の一つとなっている。
この模型は、アウグストゥス(BC63)の生誕を記念して、ムッソリーニから委託されたもの。4世紀の古代ローマを再現したのは偶々ではない。コンスタンティヌス1世(AD306-337)時代に、ローマはそのサイズが最も大きかったのがその理由である。
再現にあたって、Gismondiは地図を用いてひとつひとつサイズの比率をマッチさせる必要があった。彼の仕事は精緻を極め、模型のすべてのパーツが地図と完璧に一致している。
全長200メートル以上に及ぶ巨大模型によって、我々はこの古代都市を正確に視覚化でき、歴史的ランドマークの知識を確認することもできる。
コロッセオやユピテル・オプティムス・マクシムスは確認できただろうか?
(ローマ文明博物館)
(コンスタンティヌス1世)
(フォルマ・ウルビス・ロマエ)
(Italo Gismondi)
(ユピテル・オプティムス・マキシムス)