(元記事)
https://www.boredpanda.com/massive-artificial-waterfall-skyscraper-china-guiyang/?utm_source=direct&utm_medium=direct&utm_campaign=direct by Karolina Wv

 

(内容)

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人はわざわざ遠くまで旅をして世界の絶景の一つである滝を観賞する。中国の建設会社「Guizhou Ludiya Property Management」はこれを逆手に取り、「高層ビルに滝を流してみよう」と考えた。そして実際に、世界で最も落差の大きい人工滝を作り上げたのである。この奇抜なビルについて、人々はまだ評価しかねているようだ。

 

もちろんその景観の美しさは否定できない。太陽が顔を出せば、ビルの前に素晴らしい虹も出現する。しかし、中国南西部の貴州省の省都、貴陽市にあるこの人工滝は、リサイクル水を350フィート汲み上げて、高層ビル壁面から流し落とすために、4つの巨大ポンプを要する。電力コストという大きな難問も立ちはだかっている。1時間に100ドル以上もかかるため、この滝は特別なイベント時だけ使用されているようだ。

 

Bored Pandaでは、この奇抜なビルについて貴陽市民のTengyu Zhangに話を聞いた。「個人的にはいいと思います。貴州省の観光をもっと広めてもらいたいと思っていますから。黄果樹瀑布という中国で最も有名な滝がこの貴州省にありますが、このビルはその宣伝になるでしょう」

 

多くの人は無駄の極致で虚栄心の塊りのように見えると否定的なコメントをしているが、Tengyuはその意見に同意しない。「いつも流しているわけじゃありませんよ。国際的催しや重要イベントの時だけです。それに、この近代都市の貴陽市には公園の噴水もありますし、光の演出もあります。環境面のことを言うなら、それら全てを閉鎖しなくてはなりません」

 

建築ブームに乗じて貴州省のあちこちから人が集まり、現在貴陽市は急激な成長を遂げている。「わずか5年前には、この貴州省は中国で最も貧しい省の一つでした。しかし、今や政府がこの貴陽市に巨大データセンターを建設しようとしています。経済は急速に発展しています。今にアップル、グーグル、アマゾンのような大企業の拠点もここに作られるんじゃないでしょうか」

 

これからも、貴陽市には多くのクリエイティブでクレージーな高層ビルが建設されるかもしれない。
 

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