(元記事)
https://gizmodo.com/apple-is-going-to-let-you-download-all-the-data-it-coll-1826261859  by David Turner  May 23 2018

 

(内容)

 

水曜日、アップルは自社があなた個人に関するどれほどのデータを収集しているか、これまでより把握できる新たなプライバシー・ウェブサイトを公表した。しかし、今のところこの機能はヨーロッパのみのようだ。

 

アップルは突如として、GDPR(一般データ保護規則)に沿うよう、EU内のユーザーにこのオプションを提供することにした。5月25日に利用可能となる予定。この法律(GDPR)は、ユーザーが自分のデータに関する管理を強化することを目的として成立したもの。

 

インスタグラムも最近同様の方策を公表しており、彼らが送信したメッセージだけでなく、ユーザーが投稿したり「いいね」をした写真に関する情報全てをダウンロードできるようにしたフェイスブックでもユーザーが個人データ全てにおいてそうしており、彼らが投稿したものだけでなく、顔認証や位置データのような曖昧な情報についてもダウンロードできるようにしたアップルについては、アップル・ミュージック、アップル・ストア、問い合わせ、カレンダー、覚え書き、アップルIDアカウントなどあらゆるサービスを通して収集したデータが含まれる。

 

アップルは、こうした新プライバシー機能についてはすぐに全世界で可能になるとほのめかしており、「数ヶ月でこうした機能を全世界に提供する予定です」と記載されている。

 

アップルはQ&Aを作成して、ユーザーデータ全てをダウンロードするプロセスを説明している。また、ユーザーデータ全てを永久に消去できるオプションも用意しており、世界展開が始まる日にお目見えする予定。但し、この処理には申請が承認されるまで7日かかり、一度消去すると回復する方法はないと、アップルは警告している。

 

アップルのデバイスやサービスを利用することで長年蓄積された大量のデータ全てを調べようとしても、多くの人にとっては時間がないだろう。それでも、世界最大企業の一つがあなたに関して有している全ての情報をくまなく検証できるオプションが付加されることは喜ばしいことである。

 

(9to5Mac)

 

(日本語記事)