(元記事)
http://www.viralnova.com/chillingham-castle/
 AUGT 21, 2016 By Mike Cahill

(内容)
ヨーロッパを訪れる最大の魅力は歴史。古城、モニュメント、戦場、村などがあらゆる場所に存在する。

アメリカの最古の建造物は高々2~3百年だが、ヨーロッパには数千年前の建築物が現存する。この事実にかつてのヨーロッパが暴力的な地であったという事実を掛けあわせると、最終的に幽霊の出る建物に行きつく。こうした薄気味悪い建造物の1つが、スコットランドとの国境に位置する北イングランドのチリンガム城である。

まずもって、名前からしてチリング(身も凍る)が付いている。



チリンガム城は12世紀に建造され、14世紀に今の形に増築された。

スコットランドとの国境で海に近いという戦略的重要性から、チリンガム城は14世紀、スコットランドとの血みどろの闘いの舞台となった。



スコットランド軍や南進する奇襲部隊によって何度も攻撃されている。



同時に、スコットランドと闘うべく北進するイングランド軍の前線基地でもあった。



チリンガム城は戦争中の大量処刑やおぞましい拷問があった地でもある。城の地下にある拷問部屋(現在公開されている)でまさにそれが行われていたのだ。



拷問部屋には、磔台、針のむしろ、釘の付いた椅子、鉄の処女、親指スクリュー、チェーン、足枷、檻、虎挟み、焼き鏝などがある。



僅か3年間で女・子供を含む少なくとも7000人のスコットランド人がこの地下牢で非業の死を遂げた。



しかし、チリンガム城のおどろおどろしい歴史にも関わらず、古城の改築に新たな関心が集まっている。改築は現在も進行中だが、一部が博物館として公開されているのだ。



チリンガム城は訪問で終わりではない。ゴースト・ツアーが提供されている。



「青く光る少年、徘徊するレディ・メアリー、王族の行進・・幽霊の話なら山ほどある。彼らは未だにそこにいる。何故なら、古の戦いの日々からチリンガム城は何1つ変わっておらず、静かにそこに佇んでいるのだから」

訪れる人が呪われないことを祈るばかりだ。











(幽霊が出る城13)
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52141781.html

(鉄の処女)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%89%84%E3%81%AE%E5%87%A6%E5%A5%B3

(血で塗られた絵)
http://tocana.jp/2013/11/post_3171_entry.html

(ゴーストツアー)
http://www.chillingham-castle.com/Ghosts.asp?S=3&V=1&P=3

(オフィシャルページ)
http://www.chillingham-castle.com/Castle.asp?S=2&V=1&P=2