今日は板橋区に有るこじんまりとした演奏会場「マリーコンツェルト」でコルンゴルトの弦楽四重奏曲第2番を聴きました。演奏は「Erde Quartet」という、今日が初公演という新しいグループです。私の席は最前列で、ファーストヴァイオリンのパート譜が良く見えました。楽譜を見ながら演奏を聴いていると、自分が演奏家の一部に加わっているような錯覚を覚え、演奏に感情移入できました。ErdeSQ(1)
第1部はモーツァルトとシューマンの弦楽4重奏曲でしたが、初めて聞く曲も身近に感じました。そして第2部にコルンゴルトの第2番カルテットです。この曲は楽譜もCDも持っていて、何度か聴いてはいるのですが、今日は本当に音楽の中に入ってゆく思いで聴けました。特に第3楽章はハーモニックスの静かな響きで、CDで聴いていてもあまりピンとこない印象でしたが、今日は違いました。「あ、そういうことなのか」と曲の意図がよくわかったような気がしました。それにしてもファーストの人のパート譜がカラフルで!(書き込みがいっぱい)それも印象に残りました。よくさらっての力演だったのですね。
ErdeSQ(2)
若手のこのグループのますますの発展を祈るとともに、又、コルンゴルトのカルテットの第3番を聴かせて頂ける日を心待ちにしたいと思います。