シェイクスピアの戯曲「空騒ぎ」に、コルンゴルトが付随音楽を作曲しています。Op.11です。
その「完全版」のCDを入手しました。空騒ぎ01
前に持っていた「全曲版」(写真上)は、全15トラックでしたが、今度の「完全版」(写真下)では、場面転換のための短い楽曲も含め,18トラックという構成になっており、何よりも、劇のセリフと音楽が同時進行する場面では音楽とセリフが一緒に入っているという点です。そして、末尾にはせりふを省いた音楽のみのトラックがもう一度収録されているのです。何と良心的な・・・・空騒ぎ02
演奏も、「全曲版」はやや地味な印象の演奏でしたが、「完全版」は、生き生きとした印象の演奏で、コルンゴルトの音楽の魅力を良く伝えていると感じられました。お奨めです。