ただのおせっかいババァだよ


姑。それは、永遠のライバル。このひとが、これほど大変な人だとは思ってもみませんでした。


だいたいなー、私が病気になったのだって、じぶんのせいだなんて、みじんも思ってないし。

余計なお節介なんだよ。

私の顔を見るたびに 「どうしたの?」「どこいくの?」「なにしてるの?」「あれはどうしたの?」

て、ごみ出し行くのもいちいちアンタのお伺いたてなあかんのかぁ?

第一、「あれ」って、なに??

1日1回はウチにやってきて、食べかけのお菓子やら、イチゴ3コとかしょうも無いものをもってきて、なんやらかんやら言う。

それで、「お世話してあげてる」なんて言われたら、たまったもんじゃないよ。

極めつけは、いつまでも息子がかわいくてしょうがない。

こんど、主人は転職するのですが、その転職についても「スーツ着て行きなさい」やら、「紹介してくれた○○さんにお礼を言いなさい」やら、37のオトコに言うせりふやないやろ~!自分でできるわぃ!


私が絶対姑を許せない訳。


2番目の子を妊娠中、流産しそうだったので、安静を医師から言われていました。

それで、上の子の保育園の送り迎えを頼んだのですが、ものすごく渋っていました。

保育園は、祖父母でも送り迎えのできる近所の園にわざわざ転園したのに、ですよ!

そしてある日、姑は、「1週間くらいだいじょうぶよね」といって海外旅行に出ました。

そのあいだ、私は上の子の保育園の送り迎えをして、2回ほど倒れました。

実の母だったら、旅行をキャンセルして私を助けてくれただろうな、

と思うと涙があふれました。


おなかの子供は、1ヶ月はやく生まれました。障害もなく、健康だったのでよかったのですが、

これで何かあったとしたら、ただじゃおけませんよ。


この子を産むには、ひと騒動あったんです。


私は既にうつ病の治療をしていて、薬も飲んでいたのです。

子供にはよくない、と思いましたが、もう年も年だし、ぜひもうひとり欲しいと医師に相談しました。

「周りの人が、助けてくれないと育てられないよ。あなたは子育てだけに専念できるような環境を作ってもらって。

大きくなったら、すぐ保育園に入れたらいいよ」

主人だけでは無理なので、姑にも相談したんです。

「そうね。もう1人ほしいものね・・・・・・手伝ってあげるから、産みなさい」

そう言ってくれました。


やさしい姑じゃない!?って思いましたか?


これが落とし穴だったんです。


あなたは、「手伝ってあげる」って言われたら、どこまでやってもらえると思いますか?

私はお医者の言ったとおり、子供の面倒だけみればいいと思っていました。家事は全部やってくれるのかと。

でも実際、「何をやっていいかわからないから、やって欲しい事があったら言ってね。」

といわれて。やって欲しい事って、細々していて、結構頼みづらいものばかりでした。

主婦の方みなさん解ると思うのですが、家事って、細々したものいっぱいですよねー。

布団の上げ下ろしをいちいち姑に頼むのも何だし・・・・・。

それに、姑にむかって「トイレ掃除やってください」って言えますか?

食事を用意してもらっているのに、「ごはんまだですか」って、言えますか?


結局、食事は余りにも遅い(8時半ごろ完成)ので、自分で作る事にしました。

部屋の掃除は、3回くらい頼みましたが・・・・・・・・なぜかノズルの先をつけずにやっているのです。

てなものなので、全然きれいにならず、あとで私がやり直していました。後でわかったことですが、ノズルの先が壊れていたのです。どうも、私の入院中に、親切にも掃除機を使って、壊したらしい・・・・・・・この人は壊し魔なので。

壊し魔の話は、また別の機会に。


洗濯は2ヶ月ほどやってくれました。それも、無理言って頼み込んで2ヶ月、です。

「干す場所が無いから。」といって断られました。ウチの分はうちで干したっていいのに。

買い物は私が週に一回、買いだめしていました。

上の子の面倒も、私がみていました。

保育園の朝の送りはおじいちゃんで、お迎えは私。2ヶ月過ぎた頃から「そろそろいいでしょう。」とやんわり断られましたが、これまた無理言って頼み込んで5ヶ月間やってもらいました。なぜか、卒園までの1ヶ月だけ、断られ、私が送り迎えしました。朝の、まだ寒い8時30分、生後5ヶ月の赤ちゃんをベビーカーに乗せて、往復30分歩きましたよ。私は運動になっていいけど、赤ちゃんは風邪ひいちゃうよね。


私のわがままでしょうか?


産後の手伝いは1ヶ月だけって、法律で決まってるんですか?

私、全然 休まっていませんっ!

お医者さんが何のために、わざわざ 『周りの人が、助けてくれないと育てられないよ。』

と言ったのか、姑も舅も、理解していないと思いました。