朝ドラの主題歌
毎朝は見られないので、夕飯後、録画を見る毎日。
流れるのは1番ばかりだけど、
2番の歌詞が好き。
しぐるるやしぐるる町へ歩み入る そこかしこで袖触れる
見上げた先には何も居なかった ああ居なかった
したり顔で 触らないで 背中を殴りつける的外れ
人が宣う地獄の先にこそ わたしは春を見る
誰かを愛したくて でも痛くて いつしか雨霰
繋がれていた縄を握りしめて しかと噛みちぎる
貫け狙い定め 蓋し虎へ どこまでもゆけ
100年先のあなたに会いたい 消え失せるなよ さよーならまたいつか!
人が宣う地獄の先にこそ 私は春を見る
ああそんな強い人に私もなりたいと思う。
寅ちゃんがどんな裁判官になっていくのか楽しみだわ。
2番冒頭の「しぐるるやしぐるる」が山頭火の俳句「しぐるるやしぐるる山へ歩み入る」からきているらしいと知り、
ドラマも面白くて深いが、米津玄師、すごいなあと思った次第。
中学生の教科書にもでてくる山頭火。
有名な「分け入っても分け入っても青い山」
10代じゃあわからんかった。
句の重みを感じたのが35の頃。仕事で中学生の教科書をたまたまみた時。山蒼き夏のある日。
よき言葉、よき俳句、よき歌は時空を超える。
朝ドラの主題歌としてリアルタイムに流れている時だけじゃなく、
遠い未来。
歌詞のとおり「100年先のあなた」に届くのかもね。
来週もこれを楽しみに、おばさん、仕事と家事、ぼちぼちがんばろう。