専門家にならんと売れん、っちゅーがのぉ。
こんにちは。ウメです。この前、AIのロボットっちゅうもんを見ての。テレビじゃが。あらーーすごいのぉ。なんでもこう、パパパッとやってしもうて。計算でもなんでも。勝手に学習もしよるらしいの。ウメなんて、どうやったってかなわんわ。ほっほっほ。あんなのを作る人もおるんじゃのぉ。頭がいい人の考えることはウメには想像もつかんわ。もう、あれじゃの。専門的なこととか、知識とか、計算とか、なんとかは、あと何年かしたら、もう全部AIじゃの。いやいや、あんた、専門家になったAIには、かなわんやろ?将棋の人かて、勝てないんじゃぞ?ウメみたいな、普通のばあさんには、ひっくり返ったって、無理じゃ。あんさんは、何か専門家になりたいんか?じゃあ、AIと勝負しないところを考えんとな。専門家になるのはええがの。3年前と今、今と3年後、じゃあ状況が全然違うからの。「専門家」という言葉にまどわされないようにの。「専門家のあんた」じゃのうて、「あんた」がええんじゃからの。あんたは、あんたでええんじゃからの。間違えないようにの。