『…ほんで金はいつまでに必要なんや…?』


「うん、お父さん。それがな。

取引先には今夜の7時過ぎまで待ってもろうとるんや。

せやからな今からすぐにでもお願いしたいんや。」


『なんやて?!

おまえいくらなんでもそら無理やわ〜』


「なんでや?お父さん?」


『今もう4時過ぎとるやないか?時間ないわ。しかも今日びATMは50万までしか下ろせんやないか。

450万揃えるゆうても直ぐには難儀やで〜』



「お父さん、あのなホンマに困っとんねん。

今日お金揃えられたら問題なく契約できるんや。

ホンマにこの契約に会社がかかっとるんや。。」


『う〜ん…まぁ〜自宅にある現金と、銀行カードいくつかつこうたら何とかならんこともないがのぅ〜…』


『せやけどN次郎よ、もしもやでワシが払うたるとして、その金はどうなるんや?

会社が返してくれるんかいな?』


「それは…今K藤さんから鉄道会社に確認しとってな、失くした鞄を探してもろうとるんや。

それさえ見つかれば大丈夫や。」


『せやけどな〜見つかる保証はないやろ?』


「それはそやねん。でもまずは取引先にお金を払うことが先決なんや、まずは全部そこからやねん!

ちょっとこの後色々連絡せなあかんから、お父さん面倒かけるけど、お金何とか頼むわ。頼りにしとるで!」


『(めっちゃ怪しいねんけど…声はN次郎やしな…)』



この時父は既に怪しさに警戒していましたが、如何せん声の感じはN次郎本人にしか思えなかったそうで話を切り上げるわけにはいかなかったようです。


※今日父親へ状況を再確認したところ金額や、シチュエーションなど

発生当日に聞いた話といくつか違う点がありましたが

概ねその通りなので、あと数話もお付き合いいただけたら嬉しいです