幸せって、これ以上、何もいらない、って思えることなのかもしれないし、
あれもしたい、これもしたいって、思い描いている時なのかもしれない。
いつでも、思えば、あの時、楽しかったな、で。
だから、きっと、今もそうで。
いつも、今が、一番幸せで楽しいのかもしれないと思ったり。
幸せは、どこか、せつなく、胸がキュンとするのはどうしてだろう？
きっと、幸せは、自分ではとても手に負えない大きな存在に気づいて
しまったからで、とても、かなわないと思えてしまうからかもしれない。
「幸せ」は、自分が無力なことを思い知らされる。
でも、きっと、誰かにとっては、無力ではないとも思える。
人生は、いつもドラマで、いつか終わってしまうのを知っている。
儚い。
だからこそ、いろいろなことを、たくさん感じるのだろう。
登場人物は、誰もが愚かで、時には、幸せであることにも気づけない。
大切なものにも、気づけない。
もらった愛にも、気づけない。
自分の愚かさに、せつなくなる。
神様は、たくさんのギフトをくれる。
ただ、受け取れるようになりたい。
わたしが、生まれてきたこと、これがもうギフトなんだなぁ。
わたしが、生きていること。
これが、もう、幸せ。
最近、無性に、自分が子供の頃のことを思い出す。
今まで、思い出しもしなかったことばかり。
父や母が、私にしてくれたこと、させてくれたこと。
習い事をたくさんさせてもらったけど、それ自体もだけど、
そのあと、友達と食べるアイスが楽しみだった私。
習い事のお金も、送り迎えや、交通費、そして、毎回のアイスのお金だって、
親が持たせてくれてたんだよな。
当たり前のように、していたこと。
感謝なんて、してなかった。
やってもらって、当たり前だったから。
親は、子どもにすべてを捧げることが、当たり前くらいに思っていたのかもしれない。
自分が親になってみて、初めて気づいた。
感謝もせず、当たり前だと思っていた、愚かな自分が恥ずかしいと同時に、
当たり前と思わせてくれていた親に、感謝がこみ上げる。
親が与える愛と、子どもが受け取る愛には、
時差があるのかもしれない。
特に、私みたいな、愚かな子は。
私は、自分の娘に、ここまでしてあげられるだろうか？
自分の母親のようには、できないんじゃないか。
自信はない。
でも、娘が、私みたいに、
「感謝もできないくらい、愛されていることが当たり前」
って思ってもらえたら、最高だな。
感謝なんてしてくれなくて、いい。
楽しく、自分らしく生きて、たくさん、笑っていてほしい。
そっか、自分の親も、きっと、そんな風に思っていてくれていたのかな？
子どもを産んでから思うこと。
おかーさん、私を産んでくれて、ありがとう。
そして、娘よ、生まれてきてくれて、ありがとう。
涙が出る。
悲しくないのに。
母は、センチメンタルな生き物ですなぁ～。
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