ツイートからずいぶん波紋がひろがり、

ついには発信者が所属事務所から契約解除の通知を受ける事態に。

 

「☓☓すぎる」の言い回しが流行してて限度オーバーを指すんだろうけど、

私がOLしてたときには、3高のイケメンから「肉屋が揚げたコロッケ」の匂いがして、びっくりしました。この匂いを野性味がありセクシーと感じる先輩もいたので、嫌悪感は人それぞれに違いがあります。

コロッケ臭のイケメンとて意図してないし、仕事してたらお互い忙しいあまりに気にしていられなくなりますよ。

当時は社のロッカーに、スーツ1着と下着·ワイシャツ·靴下をそれぞれ2〜3セットずつ着替え用に常備してる三十路(当時の私からみたらオジサン)がいたけど、カブで得意先訪問中にゲリラ雷雨のような天変地異への備えであって、副支店長がタオルを持って通用口へ走っていくこともあるほど店内の美観には気を配っても、個人の体臭に公然と言及する人は皆無でした。話題が下品やん。

場合によってはびしょ濡れでも急務の仕事があり、手形交換所の締切時間に間に合わせる必要に迫られるなど、体臭ごときで回避できない取引先の死活問題にハラスメントは対応してないもん。

要は「何を優先した仕事をするか」であって、不適切がどれを指すかにより判断が変わるのでは?

 

ちなみに、元の発信に至った経緯を遡ってみたら、

「男性顧客向けの美容事業をますます頑張りたいな」と意気込みを示す中

このような話題から、くだんの体臭騒動が起きたそう。新たな事業展開を目指すために商魂が逞しすぎて、ちょっと銚子にのりすぎ口が滑ったみたいね。

これを知るまでは、事務所スタッフなど仕事上で関係のある男性の誰かに向けた発言かと思っていたので、「今どきの若い女性の思い」を代弁したとは知りませんでした。

 

いや、だってね

この酷暑の中でスーツ姿に日傘さすおじさんや、汗だくになりながら外回りする営業マンをみかけて

「ご苦労やなぁ」と思いこそすれ、まず最初に臭いを嗅いだりしないもの。

企業がシャワー設備を整えて従業員がいつでも自由に使える会社なんて、躍起になってコストダウンを邁進する社会にどれほどありますか?逆に、川口アナは1日に数度もどこでシャワーを利用してるやら、気になりませんか?それほど頻発に帰宅するゆとりがあるの???

一般の会社員は、勤務時間中にそんな自由に自宅へ立ち寄れません。会社にバレたら、それこそクビになりそうやわ。

 

さらには工場や屋外で作業する男性は、熱中症を予防しながら作業するだけで手一杯になり、体臭まで気にする余裕ないんちゃうの。

こういうことを想像したら、

「言っていいこと」と「言ってはいけないこと」を区別しそうで。事務所が問題にしたのも、その点ではないのかなぁ。

IT関連、プログラマーなども機器の特性から快適な室温の中で作業しておりそうですが、

実際は集中するほど時間の感覚を失くし、期日までの時間が少なく作業中はボロボロだったりします。

対岸から眺めたら優雅に泳ぐ白鳥も、水面下では必死に足をバタつかせているものよ。

 

 

想像つかない方にはコミカライズもあるこちらを

 

日常、何気なく使う商品でも、作るとなれば作業工程の多さや複雑さがあります。

使う側からだけなら子供や学生でも言及でき、

作る側のからも考えて言及することが、社会性ある大人の常識。

 

何にでもあてはまることは

「使わせてもらう」謙虚さを備えた人と

「使ってあげるぅ」と上から目線で相手を見下す人とでは、

品性の違いが言葉の端々ににじみ出ます。支配気質かマウント体質かしらんけど。

ハラスメントであるとかないとか、男女平等であるとかないとか、些末なことよりも人間性を考えてからご意見すればよくないかい。

美容面からは美しくなっても、心根が醜ければオーラとなって自分を彩ります。