先日、こんな話がありました。

まず、大大大前提として

知能は動物にもあるが知性は人間にしかない

ということを念頭に置いてください。

 

私がこれまでコンビニへ買い物に入って

もっとも衝撃を受けた客は、以下の男性。

 

レジで会計中の中年男性客は、カウンター内の従業員に向かって

「俺のこと知らんの?さてはお前、新人やな」

こう言い放ちました。

店内に入ったばかりだった私は入口で2人を見ており、従業員は他店へも応援に行くリーダー格の若者です。

会計を終えた男性客は「ちゃんと覚えといてよ」と大きな声で言い残し、去っていきました。

 

どんだけ有名人なつもりの男性やらしらんけど、

あまりな横暴で、びっくり。近年、こうした自意識の大人が増えていますか?

カウンター内にいた彼と、私はちょっとした経緯がありまして。

この男性客とは反対に、従業員の若者が私を覚えていたから、戸惑ってフリーズしたことがきっかけ。

すぐに差し出がましい行いを気づいた若者が、慌てて謝って理由を説明したもので、二言三言の会話が始まり、以後はときたま話をします。だから私は彼の職場でのポジションも、それとなく知っています。

 

くだんの男性客が去ったのち、私がお会計のときにも若者はまだレジにいて、他に会計の客はなかったので、

「すごいお客さんいるんやね」と声をかけたら、

彼は苦笑いしながら

「あー、たまにいらっしゃいますね。ああいうときは、ひたすら低姿勢で謝るしかないんやけど。お客さん(私のこと)の時みたいにたまたま覚えてることもあるけど、客数の多いタイミングのときばかり来られる人は、こっちもバタバタしてて顔まで覚えられないですからねぇ」

と、まっとうな人間らしい返事がありました。

若者と中年男性、どちらがオトナやらわかりません。男性客は量販店に向いてない、個人商店へいく方が快適じゃないかな(笑)(笑)

 

この青年、言葉遣いといいイレギュラー時の対応といい

社会人としてのセオリーがちゃんと身に付いています。

そして、さまざまな客が存在することも知っていて、客に合わせ柔軟な対応ができます。「そのとき、自分は何をすべきであるか」指示がなくても自分で判断できる人材だから、オーナーから人望を得ています。