SNS利用者が調子に乗った事件。

被告のお嬢さんはホストに貢ぐ資金を

50代男性の恋愛感情や好意を利用して引き出し

そのテクニックをマニュアルにして

一冊3万円で1000人ほどに販売していたという。

 

当初、この被告は詐欺を働くつもりや罪の意識がなく、

「持ってる人から貰えばいいんだ!」なる安易な発想を起こし

成功談を不特定多数に伝えたら需要があったので

販売を行った模様。

ちなみに50代男性側が応じたインタビューには

「一緒に暮らしたい」という下心があり、窮地を救うことで結果にコミットしようとしたそうです。

 

この判決はそれでいいし詳しく知らない私に不満はありませんけれど、

これを罪に問うならば

ストーカーやセクハラも罪に問うてもらいたい。

 

ましてや既婚者が独身者を相手に

または20も30も年下の女性に恋愛感情や好意を持って

行動に移すときに「罪の意識」がない点は同じです。

その理由が

「実害を伴ってない」とか「ちょっとした勘違い」だから

大目に見ろやら許されて当然の認識が優位に存在するから。

 

こうした男女差が起こる根底には

「女はあざとく、男は純情」なる恣意的な判断が働いています。

おかしくないかい?

これも立派な性差別であり、認知の歪みになりませんか。腹黒さは同じでも、金銭の絡みだけを焦点に考えていませんか。

 

昨今は、かような倫理観の欠乏による事件が多発しており、

芸能界や声優界では所属事務所と契約解除になるケースも報道されます。

無分別な大人が増えたのやら、いただき女子のようなZ世代だけの問題ではなさそうよ。

 

過去には「やってもらいたーい!」が口癖の総理大臣がいて、

選んだ人々にはモラハラを感じないから人気があったのでしょう。アジテーションだけならば「持たざる人」にもできて、「持ってる者から引き出せ」な認識が働いています。

 

さらには、元気になりたいのであれば、

病院へ行くことがモラルであり、

「持っている人」にねだることはお門違いです。

ひとつずつは微々たるものでも、「持っている人」のメンタルを削り続けることが業罪。

 

お金が絡んだら心理戦に負けても敗者復活戦があって、

精神的苦痛を与えても罪に問われないなんて

社会全体にイジメを蔓延らせたいみたいよ。