本日も、広報活動を頑張りたいと思います(笑)(笑)

ひと味違う読書感想文が書けそうな、小説以外の書物を。

 

 

ひとつめは古い作品、あとから思い出した高校生主人公の物語

 

イケメン生徒会長が登場する学園ものであり、女剣士が登場する美少女ヒーローものであり、怪獣が登場する特撮ものであり、異次元へ迷いこむ迷宮ものであり、

この世界を支配する者は誰だ?!生徒会長の座を射止める者は誰だ?!

近頃は過去世代のゲームが再注目されているようで、こちらの作品もファミコン世代RPGゲームのごとしストーリー。伝統回帰主義の郷を守るため教育から変えたこの社会を狙う侵入者の目的とは?薔薇を背負ったミッチー王子も登場します、母子で楽しむこともできる物語は小学高学年から読めそう。

詳しくはこちらの著者インタビューに、恩田先生が作品を語られています。

 

 

続いては、物理学准教授がドレミの秘密を解明します

 

実験と公式を使って「音」の仕組みを検証するこちら。高校数学程度の公式ばかりですが、すべて文字での説明が併記してあり、その上で公式を使っており数学が嫌いでなければ中学生にも理解できそう。また、人が音を聞く仕組み、音やメロディーの発祥から歴史にも触れていて、現在の音律と音階が定着する過程を順に解説してあります。

知的好奇心の強い学生なら非常に面白い本。また、演奏が好きな人や音楽に関する道へ進みたい人にも、興味深い物語が紡がれています。

 

 

そして、北欧から聖地巡礼に訪れたレビュー

 

ブックライブさんに掲載がないので、他から引用をお借りしました。ご紹介にもあるように、非常におもしろい一冊。社会人になり一定期間を勤めあげたら与えられるリフレッシュ休暇を使って、推しが暮らした街へ、そして作中に登場する“場”へ行き当時に思いを馳せます。

紫式部と違って海外ではほぼ無名の清少納言。その清少納言好きが高じて、身近な人たちへ密かにひとり推し活をなさってきたそうで、このたびの出国にあたり皆様が協力してくれたらしい。そうして訪れた京都では、ほぼ日本語を知らないこともあり戸惑ったりびっくりしたりしつつも、巡礼を敢行する情熱が周囲を巻き込んでいきます。出版社勤務らしいレビューで読みやすく、海外の日本文学研究者間では清少納言が痴女扱いを受けていることを私が初めて知った一冊。教科書とは違う観点から書かれた、枕草子をブログと言い換える感性が素晴らしい。

グローバルな視点からみた日本の古典、こうした書物を通して日本の民度が世界へ周知されていくのかもしれません。