この話、基準が「時給」です。

その賛否を問うつもりはなくて、

現実的な話として、時給で働いてない人がたくさんいます。

 

作家さんや漫画家さんとか、原稿料は時給になりません。

ピッキングも単純作業に分類されますが作業そのものは複雑やし、単調ではありそうだけど、

プログラマーや大工さんなども、「一案件いくら」の直接契約を交わします。

入札するような現場は大工仕事以外の業務があり、総工費を積算するのでマネジメント業務が発生します。

これが、世の中のシステムになっていることを、まず念頭に置いてほしい。

 

そうして世の中には

「時給」「歩合給」「請負」など、さまざまな給与形態が存在します。

サラリーマンに多い「月給」は「時給」の進化ver.になりそう。固定された勤務時間に対する「月給」ですから。

その単位が「時間」から「仕事量」に変わったとき、トラブルが発生するのではないかな?

 

今は単純作業そのものがオートメーション化や工場の海外移転に伴い激減しており、

重機の入る建設現場等は単純作業にはならずシステム化すればコミュニケーションや臨機応変さが不可欠になり、

ましてやスピード化を望めばマイペースには動けません。

社会の要望が余裕ないので、無駄を切り詰めた結果、個人が複数タスクの仕事をせざるを得なくなってない(´・ω・`)?単調な作業が、ほぼ存在しません。

そうしたら、企業が発注する際には時給換算にならず、作業量換算で依頼が「当たり前」になりませんか???当たり前の基準が、最初の話と変わってないかい。

 

ブログ主さんは

「障碍者であろうと健常者であろと

同じ働きしたら同じだけ払うの当たり前やん

むしろ彼らの方が

文句も言わず黙々とさぼりもせず楽しそうに働くことを

なぜみんな知らないんだ・・」

こう話していて、それはおそらく「自分にできる作業」の場合に限定します。

 

以前、乙武洋匡氏が小学校教員として採用を希望した際、

ー当時は余市高校出身のヤンキー先生なども人気があり、教員ブームでしたー

このときはマスコミさんもかなり頑張ってて、教室外の授業をどうするかについての質問なども激しく飛び交いました。

その回答は

「担任教師が口頭で指示した内容を、得意な子供が代理で実演して他の子に見せる」

この話を聞いた私のママ友は、五体不満足を読み感動を味わい涙を流した彼女は気持ちの持ちようがわからず、私へ問うてきました。

「私の頭が悪いからかな?この回答って、子供の安全はどうなってるん?それが気になって、でも乙武さんは自分が苦労してるから他人の痛みがわかるはずなんやけど、もしうちの子の担任が乙武さんやったら、私は許されへんような気がするし冷たいんかな?」

なんか、難しい日本語の使い方をして、彼女はどうにか真意を伝えようと頑張っていました。

 

このママ友の感じたこと、私はそれは親として当然の不安に思います。それを整理して伝えたら、彼女はようやくスッキリしたようで納得していました。

乙武さんは「自分にできない作業のある職」を指定して、差別を訴え平等になるように補てんする環境整備を要求しましたから。

「小学校教員の職務作業のすべてを行ったらあの月給を保証する」という契約条件であって、できる部分だけやれば彼は楽しいだろう。

じゃ、彼ができない部分をやる人は、誰からいくらもらえるの(´・ω・`)?教室内の子供を使うから、無料で使えるってこと?その子の保護者は納得できる?

 

しかもこの場合は、月曜日~金曜日まで毎日業務が発生する職についての話になりますが、

一般企業の業務だったら、波がでるよね。定期的に必ず同じ仕事が発生する、もしくは適度な日数で月給が保証できる程度に同じ作業が発生する、今こんな仕事ってありますか???

乙武さんについては不倫の海外旅行へ視察により見聞を広げる名目で出掛けたり、障碍者の中にも文句言う人やさぼって楽しそうな人が目立っているので、サイレントマジョリティを持ち出したら障碍者であろうと健常者であろと同じになりませんか!?

 

それこそ数十年前、内職してた健常者の人妻が発注業者から言われたこと。

内職作業が少ない時でも優先的に仕事を回す人は決めてる。繁忙期にたくさん回しても、納期までに間違いなく納めてくれる内職さんは信頼できるし、どんなに仕事が少ない時でも辞められたら困るから、絶対に仕事を回す。

この話によれば、いつの時代だろうが内職作業とてマイペースには働けないし、仕事量に応じて個人の都合を融通つく人が優先されています。

こうした格差を埋め合わせるために、障碍者年金の支給があるのでは???

 

なにやら、社会の仕組みが複雑すぎて、

何が正しいやらどの角度から見たらいいのでしょうか(笑)