外観からは判別できない持病の一種であり、

比較的新しい問題でもあります。

私が子供の頃は検査体制すら確立しておらず、

診断がつかない状態では公に体質を認められません。

それに伴う不具合はたくさんあったし、

教育機関が対応をシステム化することもありませんでした。

 

実際、子供を出産してから乳児の子供と一緒に検査を受けたところ、

私自身に複数のアレルゲンが見つかり、

乳児はまだ体質が確定していないので、再検査するようにも言われました。

アレルギー児の事情って、未だこのような状態です。が、幸いにも私は子供の頃のかかりつけ医へ乳児の息子を連れていき、傾向を見立ててもらっていたので心の準備ができました。

 

で、まず、対策は行政サイドの課題であり、園児や保護者向けに批判を行うことはベクトルの違う印象。言いやすいところへ問題を持っていくことは「心の弱さの現れ」であり、「いい子症候群の特徴」でもあるので、親御さんや管理職は覚えておくといいです。

そうして教育現場ばかりでなく、医師も

「人間だから間違えることはあるある」

こう30代の男性医師が言いました。この先生は他にも、「病院は指導するところ」とも話し、私が知る常識との乖離が大きく戸惑いを覚えました。

 

世の中は大学ばかりでなく、保育園についても「全入園」時代を迎えようとしており、

くれぐれも『赤ちゃんは喋れない』ので、大人や学生のようにその場で間違いを指摘することは不可能、夢物語でしかありません。

それを踏まえて、本来なら許認可を与える行政が問題に取り組む必要はありませんか?

 

「先生も人間だから」論はわかるし、

人間だからミスは起こす前提にするならば、

金銭や資産を扱う仕事についつも同様の論調が適用されなければ、不条理を発生します。

金銭や資産を扱う職に就く者は、人間ではないアンドロイドですか?それこそ、職業差別になります。

 

また、新人であれば不馴れを理由にして成長を待つ客が、

社会にどれほどいますか?

新入社員であれば、投資の買付をミスっても、お札を数え間違えて手渡しても、みなさんは許容範囲内ですか?

命にかかわる職ならばゆっくり成長し、

資金や資産にかかわる職ならば早く成長する、

こんな「ご都合」が人類の道理に敵いますか?

 

おおよそ、一般企業であれば社内の教育システムの不備を指摘するコメンテーターが多いだろうし、

また企業もそれを見越して、システムを確立するよう日頃から研鑽を積みます。

ところが「先生職」になった途端に、客相当の利用者の理解不足へ問題がすりかわるって、この世の七不思議であります。なぜ一般市民が融通しなければならないやら合理性が不明でして、プロフェッショナルを標榜するならばミスは致命傷にあたることを学ばず資格を得るかしらん。

 

いったい誰が問題に取り組むべきやら、

どうすれば問題が炎上するものやら、

謎が謎をよんでいる。