私が子供の頃から、母がよく言っていました。

 

「自分が知りたいこと」「自分が言いたいこと」ばかり喋る人は、頭が悪そう

 

現代ならコミュニケーション障害に分類されるやもしれませんが、

昔からこうした会話をする人はいたようです。

ポイントだけ聞くと、冤罪を生む捜査官のようでしょう?容疑者の感情や経過には無関心になり、捜査官が必要な情報のみを求めていて。一般人同士の、対等な関係に基づいた会話になりません。

 

このように、母は事あるごとに感想を述べるので、私たち兄弟は母と話しにくい(笑)母へ伝えることが、面倒くさい。

 

母の言い分はわかります。

おそらくは、品格や知性が低く映って頼りなく、母自身が喋りにくいから頭が悪い印象を受けるのでしょう。

 

この感想を話す母が相手の話から推測して内容を構築するかとなれば、

不要な情報はいらないと申します。

その「不要」が相手にとっては「重要」な場合があり、そこを抜いて話しても相手には意味のない会話になるとは思いもよらないよう。

 

話の内容を立体的に組み立てられるか、

人は何のため誰のために会話をしているのでしょう。