こちらにひとつの対談が掲載されていました。

内容を読めばわかるように、

仮想敵の存在が不可欠になる一方で、グルーミングによる仲間意識が重要なポイントを占めています。

 

安倍氏に顕著だった傾向であれば、

カルチャーよりサブカルチャーへ執心が強かったこと。こうなると、日本の伝統文化を世界へ発信する窓口が縮小します。

よって伝統文化の継承が困難に陥り、廃れていきます。こうして気づかぬうちに革命が進められることに。

インタビューに応えた際、「日本は古来より中国から学ぶことが多かった」とも話しています。歴史を紐解いても、漢語が教材であった時代、輸入した武器を用いた時代があります。それらを日本でブラッシュアップした経過には触れません。

知識に偏重しているかしらん、日本は加工技術が優れていたから『ものづくり大国』と呼ばれた時代もあったのですが。

 

また現天皇陛下は、皇太子時代から内閣に巻き込まれないよう、かわし続けている記事を読んだことがあります。戦前の君主制下とは違う民主主義制下では、君臨してはいけない立場へ理解が深く、聡い方なのでしょう。こうして戦前と同じ過ちを繰り返さないように、馴れ合いを避ける陛下の意志により国民は守られていませんか。グルーミングには対応しません。

 

対談を読んでもわかるように、

ポピュリズムでは『煽動』と『グルーミング』が必須になります。

動物の毛づくろいを意味する単語は、動物には前足があっても両手がないので口や舌を使って快適な環境を与える、親が子供に親愛の情を示す手段のこと。

近頃はあまり聞きませんが、乳幼児が鼻詰まりを起こしたとき、鼻をかむ技術を持たない幼子から親が口で吸い出してやらねば乳幼児は呼吸困難を起こします。幼子の苦しみを取り除いてやりたい親の愛情が、吸い出す行為になります。

今は便利なツールが使えます。次には親の煩わしさを企業が取り除いた状態で、お金が解決しました。

きっと、かしましい母性議論は、このような経過を指すのではないかな。使うお金を届ける家長の困難を度外視する風潮に、手段があっても忌避する婦人の動向が気にいらないって(笑)

 

こうしてグルーミングが社会へ浸透していき、

表面的な親愛を示すことで信頼を勝ち得る手段。

小さな親切が大きなリベートを要求する入口になります。

だから私は心配したフリする人が偽善者の印象。他人への心配と自分の不安を区別つけず、吸い上げる都合を疑わないバッドセンス。寄生するほど宿主の動向による影響が甚大になるからでしょうけれど、過重な負担を押しつけて指揮権を保とうとする心理が甘えによる依存にあたることはコロナウイルスからも学べたこと。

このウイルスは宿主本来が持つ細胞を変質させて、ウイルス自身と同化させることによって機能を分断していきます。そうして機能性を失った肉体は生命を維持できなくなります。

 

実際に私が医師から聞いたひとことでは

「仲良くなれたと思ったら、どこまで許されるか試したくなる」

これは、子供と一緒。おかーさんはぼくのことを好きだから絶対に許してくれる、子供の発想や心理と同じ。自分の欲望をコントロールせず相手の懐の深さへ寄生することを、冗談めかして行っています。恐ろしい、オカルトもどきな発想。

さらに、この医師は自分が試されると腹立たしいそうで、自分がされて嫌なことを患者や他人に行う自覚がありませんでした。その点を追及すれば、無礼な行為にあたることをようやく気づきました。

この軽はずみな行為について、お嬢さん方の中には紳士的に感じる方がいるようで、現実に許されているから「分別」ではない「悪意の有無」を基点に善悪を判断するのでしょう。

 

人間は、いつどのようになれば大人になるでしょうか。

悪意を自覚しなければすべてが許されるなら、秩序は存在しなくなりカオスが生じます。教育の成果は、どのように判定されていますか。

というか、教育って何を指しますか。