『ちょっとした沈黙とかも、

女性は気まずいって感じやすいですしね』

 

こう書かれたら、男性は気まずさを感じない印象を与えませんか?気まずさを感じる方が、一般的な女性にあたる印象を受けませんか?性別で分ける所以は何でしょう。

心理カウンセラーと話していても、回答待ちの時間を穏やかにいられない女性がいます。ドドドドドって気が高まっていき、噴火しそうなヤバい人がいます。なぜそんなにも気が荒いの?

斉藤環教授が唱えるヤンキー体質って、こうした気の荒らさではないかしらん。従来型のヤンキーに増して、マイルドヤンキーなる造語も作られました。

 

私は(特に回答待ちなどの場合には)、沈黙があってもさほど気にしません。

相手が沈黙する理由は複数あることを知っているし、相手の雰囲気を見て回答したくなさそうな場合のみこちらから話しかけます。もし時間が押してるなど理由があればそれを伝えますし、たいがいの人は察して急ぐように考慮してくれますから、トラブルにはなりません。

 

ちょっと思いだしてもらいたく、

国語のテストで、選択問題と文章で回答する問題ではレスポンスタイムの長さが変わります。

選択形式ならば即レスできる回答が、文章で回答を求められたら考える時間や文にまとめる時間も要って、所要時間は人それぞれ違いますけれど、

質問者は総じてすることがありません。

ましてや対面式で問題を提示すれば、質問者の謎は回答者にとって考えたこともない非日常であるほど、シンキングタイムはたくさん必要になります。

そうしたら、必然的に沈黙が生まれます。だから質問者は止まって待つしかありません。

 

質問上手な男性心理士のときは、文章回答形式にせず選択形式になるように、あちらで文章作成まで行いながら話す方がいました。

この心理士さんは、

『カウンセラーは相談受付業であって、特に偉い人ではない』が信条でした。だからかしらん、文章作成が面倒とは思わないそうで、クライアントが回答しやすい状況を作る重要性を感じるそう。

 

そして、たくさん質問することが興味を示す態度とは限らないのでして。

質問して得た回答を覚えてない人がいたり、

質問しなくても知っている人がいたり、

何度も同じ人から同じ質問を受けた経験は、みなさんにありませんか?

興味の程度にかぎらず全体から見聞きして覚える人もいるので、回答したことを忘れる方に興味の浅さを感じませんか。覚えておくほどの深い関係を望まない対応は、そのとき限りの関係を結べます。

これらを『信頼関係の基本』に設定している大人は、仕事を通してもよく見受けられます。

 

結婚って特に、信頼関係の上で成り立ちませんか???

信頼してても浮気だなんだと、気を揉む人は多くて(笑)信用はないそうです。

リンク先のピュア君が、交際相手に対してどのように接しているやらは、記載事項以外を私は知りません。覚えて対応しているやら、訊きたいことがないのやら、相手のお嬢さんがどれほど喋るやら、実態はまったく知りません。

 

エスコート上手な男性がいつも質問して好みを聞きたがるとはならないし、

食事をするにしてもアレルギーのような絶対に譲れないことや二択にするなど、おおよその好みを把握した上で決定権だけを委ねる人もいます。

 

で、前の沈黙が気まずい話、

カウンセラーは、誰推し(´・ω・`)?これも、よく感じます。

気の荒いカウンセラーに合わせて、寡黙な人や穏やかな人が変わらあかんの?

カウンセラーは自分を標準に据えて話しているようですが、

それは医師すら『モブ認定』しました。みんなが凡庸なモブになれば、精鋭は存在しなくなりますけど?

いったい、誰が誰を疑っているのでしょうか、この社会は。

 

ここでひとつの実例を。

ある中年の男性医師に診察中、診察室以外で会うことも話すこともない医師に私が尋ねてみました。

シーンタイトル『気に入った女性とBARへ行って、口説いているとき』 

「店内でこういう環境が起きたとき、先生はこう思ってこうなりませんか?」

私が出した回答について医師の反応は

「そうです、そうなります!なぜわかったん?スゲー!」

以後、スゲーしか言わなくなり、ボキャブラリーの低下を起こしていました。私は医師の好みや日常生活について質問したことはないし、どんな暮らしをしているやらなど、プライバシーはまったく知りません。

 

このタイトルをお茶の間で見かける事例と置き換えたら、

気に入ったドラマを楽しみに見ているときにニュース速報のアラートが入って、眉間にシワを寄せたり罵声を吐く人がいるようなもの。

ところが、幼児や子供はアニメを見ているときに速報のアラートが入っても、ほとんどの子は気にせず番組を見ています。 

 

違いが発生する理由に、みなさんは心当たりありますか?

『期待値』です。

先の展開を期待して画面にかぶりつく大人には速報が無粋に感じ、

目の前の現象をひたすら楽しむ子供には速報はどうでもいいもの、

この差が視界や聴覚の捉え方を変えます。

期待が大きいほど、想定外の状況に対応が遅れ感情を乱します。

 

本文のケースでは、『沈黙』が想定外の状況にあたり非日常を発生することになります。

そうしたら日常の、通常モードへ戻したいあまりに、相手の動向を問題にしませんか。男性の中にも沈黙を嫌って、やたら話しかける人、やたら質問攻めにする人がいます。

空気を読めてない人は、どっちだい?