表紙に書いてある

キラキラの裏側はドロドロ

このひとことが気になって。

 

病院に勤める同年代の女性心理士から

「見透かされそうで怖い」人と指名された私としては、

裏側が気になるわけです。裏表なければ、透かしようがなく、恐れる理由もありません。

この『弱いふりマウント』を察しない同僚医師は繊細さん?これでダブルバインドが発生している現実にもその場で気づかず、対処してるかしら。

 

短編集のようですが、書評の掲載が少なくて。

何かと物議を醸す発言の多い作者の

基本的に女性を主人公に据えて一部の感情をクローズアップし抽出された作品は、避けています。

読後感がもやったり不快になりたくないから。ユーモラスに描かれていれば楽しいストーリーも、ダイレクトにそれだけを描いてあるなら“念”が乗ってるかも、とか。

 

それというのも、

ひとつは、嫉妬心の激しい母親の側にいたくなかったから。今は家族親族の男性たち総出になり、母親が私に近づかないようブロックしています。母親が直談判できないシステムに、必ず男性経由して、必要性のあるものしか取次しません。

それほど高熱を発して自分が焦げていることにも気づかないほど、母親が自分の気持ちを見ない人、理解させるだけで周りの人が疲れてしまいます。男性相手なら反論しない母親が、甘える依存体質を禁じられています。

 

もうひとつは、

子供の頃にクラスメイトの男児が私への嫉妬心から、啓蒙家のようにマウントする暴挙があったこと。

これも他のクラスメイトが彼の不甲斐なさを指摘して、言い逃れできないように諭してやめさせました。優生思想に基づいた過剰な希望はマインドコントロールでしかないから。そのときに複数の男児が彼の心理を詳しく解説しました。勝ちたい一心に囚われた彼が、女性蔑視な態度をとったそう。

 

こうなれば、性別や年齢によらず、

人柄になるのでしょう。

 

他人へ向けてドロドロを投げつける作品ならば躊躇するのでして。自己昇華していく作品であれば、人間模様を知ることができそうにも思えて、迷います。

読まれた方は、どのように感じられたのかしら。

10年以上も前の作品だから、書評があまりにも表示されないのでしょうか。

 

そして嫉妬心はオーラを濁らせます。見える方々は口を揃えて濁りを指摘します。