とある練習の後、息子が不機嫌で帰ってきた。
なぜ、不機嫌なのか?
その日は、父ちゃんが残業で練習に行けなかったので、低学年担当のパパコーチが見てくれた。
そのコーチは、とても穏やかな方で、いつも優しく、怒鳴ったりすることなどない。
で、そのコーチが担当してくれた日は、4年生が低学年のノリで、騒いだり、ふざけたりしていた。
父ちゃんは、練習の最後の方だけ離れて見ていたのだが、半分くらいの選手は、まともにやってない。
スローインを「か〜め〜は〜め〜波〜」とか言いながら投げる子がいたり、シュートを打てばゴールが決まる場面で、ボールの上に座ったりして、ふざけ放題。
すっかり低学年に戻っていた。
息子を含め、一部の選手が「ちゃんとやれや!」と怒っていたのだが、過半数の子がそうなっちゃうと、どうしようもなく、最後までゆるゆるの練習だった。
練習後、「今日の練習は楽しかった〜」と笑顔の子と、息子のように不機嫌な子に分かれていた。
サッカーを競技として楽しみ、緊張感がある中で、本気でプレーする事を楽しむ子。
友達とワイワイ騒いだり、ふざけたりするこどが楽しい子。
意識の違いがはっきりしてきた。
サッカーの楽しみ方は、人それぞれ。保護者がサッカーに求めているものも、それぞれだと思う。
ただ、父ちゃんは、せっかくサッカーやってるんだから、サッカーを楽しんでもらいたい。
ふざけたり、騒いだりしたいだけなら、公園でやればよい。用具もいらないし、お金も掛からない、送迎もいらない。
「コーチに怒られるから、ちゃんと練習する。」という子がまだ半分くらいいるようでは、チームづくりとしては、話にならない。
息子もチームの空気を変えれないようでは、その程度の選手ということ。
父ちゃんも、そういうチームをつくったわけだから、大いに反省しなければ。
もう、高学年になるわけだから、気持ちを引き締めてやっていかないとね。
厳しくして、緊張感のある練習をさせるのは、簡単だと思う。でも、子ども達を「本気にさせる」のが難しいところです。
残り2年。本気でやれば、良い成績を出せるチームになると思う。
平凡なチームで終わるか、強豪と言われるチームになれるか、ここからが勝負だね。