アバラ日記。 -7ページ目

雨。

僅かながらの歳を重ね
いつからか自分自身と
会話ができなくなった
誰かに諭されて時代か

確実に時は過ぎたこと
若者は成長したのだと
受け入れるその事実が
何かくすぐったくてさ

雨の中を右足と左足を
踏み交わし転げて師走
来年はどんな年かなぁ
もう少し生きたいなぁ

あたしはまた少しだけ
前より欲張りになった
それがどうなのかって
確かめる術はないけど

愛と勇気は何処にある
絶望の岸は何処にある
ポケットを探ってみる
何だかわからなくなる

所在なく荒野を漂う塵

おやすみすべての人よ
愛と勇気らどこに在る
君が死ぬその瞬間まで
誰にも奪われずに在れ

おやすみ東京の雨の夜
すべての人が独りの街
僕らふるさとも持たず
僕ら帰る場所も持たぬ



淋しいな

さ。

当たり前のことだけど
誰かとの別れは悲しい
互いが生きているうち
にしか別れも言えない

さようならさようなら
さようならさようなら
さようならさようなら
おれはもうさようなら


沼。

大きな穴があきました
十年という大きな穴が
昨夜たくさんの雨粒が
降って沼になりました

沼の底に溜まったのは
悲しみや悔しさかしら
何度も潜ってみたけど
濁って何も見えません

時間も金も掛かるので
私は流石にあきらめて
濁ったままのこの沼を
埋めようと言いました

大きなスコップで砂を
繰返し投げ入れ朝昼夜
血豆を作り潰しながら
期待もせずエンヤコラ