アバラ日記。 -41ページ目

ヨウソロー。


飛行機雲を追いかけて
あの水平線の向こうへ
渡り鳥が尋ねているよ
もう忘れ物はないかと

魂に導かれて船は出る
風が太陽を揺らしてる
海原はどこまでも遠く
終わることのない旅へ

行こうか ヨウソロー
高らかに汽笛を鳴らせ
花束と魔法のメロディ
新しい地図を描く旅へ

やわらかな朝の世界と
音のしない群青の夜を
幾千回も重ねていつか
この船は星に辿り着く



 

迷路と毒虫。

阿呆のように酒を呑んで
堕ちるところまで堕ちて
ずっと探していた出口が
ポッカリとそこにあった

視野を広げて見てみれば
ただの一本道だったのに
自ら解けない迷路を造り
気が狂うほど混乱してた

おれを振り回した悪魔は
ホントは小さな毒虫一匹
指先で捻り潰せるほどの
小さな小さな毒虫だった

こんな小さな毒虫一匹に
どれほどの時間と体力と
信頼が奪われたのだろう
呆れ果ててただ放心した

今さら憎いとも思わない
憎しみの意味も忘れたよ
毒虫の亡骸を眺めながら
失ったものを思ってみた

まだ間に合うものならば
今すぐに走り出さないと
久しぶりに自分の身体で
生きていることを感じた


きらり。

暮れる東京

束の間の月

爪みたいな

束の間の月

とても儚い

束の間の月

撮らないよ

消えるから