溺。 | アバラ日記。

溺。

ならばあたしはいったい
いつどこでどんなときに
泣けばいいというのだろ
誰も泣かぬように生きて

きっといつか独りきりで
溜めた涙に溺れて死ぬの
あたしにできた地底湖に
誰も知らず沈んでいくの

着かない足をバタつかせ
何度も何度も宙を掴んで
いつかあきらめられたら
初めて声を上げて泣くの

誰にも届かないけれども
何も変わらないけれども
そのときやっとあたしは
生まれるのかもしれない