ケアマネ受験対策
2019年度介護支援専門員再試験 問題46
面接場面におけるコミュニケーションの技術において、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1、波長合わせとは、相談援助者が、自らの態度、言葉遣い、質問の型式等をクライエントの反応に合わせて修正していくことである。
2、イラストや手話、ビデオ、写真、文字盤など多様な表現方法を利用することは、クライエントを混乱させるので、避けるべきである。
3、予備的共感とは、事前情報をもとに、クライエントの立場に立った共感的な姿勢を準備しておくことである。
4、クローズドクエスチョンは、相談援助者の意図を含むことによってクライエントの答えを誘導してしまうので、使用しない。
5、「励まし、明確化、要約」といった技術を活用して、クライエントと相談援助者がともにクライエントのかかえる課題を明確にしていく必要がある。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
答え 1、3、5
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
解説
1、正しい
波長合わせは
ソーシャルワーカーが、個人やグループと面接するにあたり、事前にクライエントの考えや気持ちなどについて想像することや、情報がある場合はそれらを参考にすることで,面接時にクライエントに共感できるよう準備すること。波長合わせをすることでソーシャルワーカーは、クライエントの反応にどのように対処するか、また面接やグループワークをいかに展開していくかを準備できる。
2、誤り
緊張していたり、混乱している場合には有効です。思い出しやすくなったり、会話をしやすくなりますね。
3、正しい
設問1でも解説していますが、波長合わせの前に事前情報で共感的な姿勢を準備しておくことです。
4、誤り
回答の選択肢が沢山ある質問のオープンクエスチョン(開かれた質問)対して、クローズドクエスチョン(閉じられた質問)は、はい、いいえで答えられる質問や2択で答えられるの質問です。
例として
・オープンクエスチョン
朝ごはんは何を食べましたか?
・クローズドクエスチョン
朝ごはんは食べましたか?
朝ごはんはパンですか?ごはんですか?
5、正しい
課題を明確にしていく技術はたくさんありますが、「励まし、明確化、要約」をすることも課題の明確化に有効です。
問題46の正解は1、3、5になります。