ケアマネ受験対策

 


2019年度介護支援専門員再試験 問題35


次の記述について適切なものはどれか。2つ選べ。


1、自己腹膜灌流法(CAPD)による人工透析は、血流透析に比べて、通院回数が少なくて済む。


2、終末期にある者には、効果が期待できないため、リハビリテーションは実施されない。


3、気管切開をしている場合でも、スピーチカニューレの使用により発生は可能である。


4、慢性閉塞性肺疾患(COPD)により呼吸機能が低下している場合でも、インフルエンザワクチンの接種は推奨される。


5、在宅酸素療法は、入院しなければ導入できない。


















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答え 1、3、4
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解説


1、正しい

腎臓の機能が低下すると、尿から老廃物や水分が適切に排泄されなくなり、尿毒症や水分過多により心不全になる危険性があります。


尿毒症や心不全を予防するために、血液中から老廃物や余分な水分を抜くのが透析です。


透析には2種類あります。

①血液透析

血液を身体から取り出してフィルターを通して老廃物や水分を取り除く方法です。

医療機関で行う必要があり1回で4〜5時間、週3回の通院が必要です。

自己腹膜灌流法(CAPD)

腹膜の毛細血管と腹腔に透析液を注入して、老廃物や水分を取り出す方法です。

自宅で行うことができ、月に1度の通院が必要です。


2、誤り

リハビリテーションには、急性期、回復期、維持期、終末期の4つの段階があります。

終末期は他の3段階に比べて、回復の見込みが著しく低下しています。

ですが、最期まで人間らしく生活し、様々な感情をもって生活を営み、病気やケガの痛みや苦しみを減らすためには、可能な範囲で体を動かすことが必要です。

また、身体の可動域が減ってしまうと、拘縮や褥瘡などによる新たな苦痛や障害に繋がります。それを防ぐためにも終末期もリハビリは必要です。


3、正しい

気管切開は、外科的気道確保の方法で、前顎部で気管軟骨(首)を切開しカニューレ(管)を挿入して気道を確保する手術ですり


上気道狭窄や閉塞(炎症、腫瘍、異物など)、意識障害時の気道確保と誤嚥予防、長期間の人工呼吸管理などで実施されます。


気管切開を行うと、カニューレ(管)を通して呼吸が行われます。そのため、声帯を気流が流れる事がなく、発声ができなくなります。スピーチカニューレを使用すると、気流を上気道にも流すことで、発声が可能になります。


4、正しい

インフルエンザワクチンの接種により、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪が減少するとされています。

さらに、インフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの併用が有効です。


5、誤り

慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺高血圧症、慢性心不全などで、酸素と二酸化炭素の交換がうまくできない場合に在宅酸素療法をする事で、息切れの軽減、頭痛、イライラ、注意力低下、記憶力低下、睡眠障害などを改善し、合併症を予防できます。


月に1度の通院と酸素を定期的に発注、酸素の残がなくなったらボンベを交換する事で、自宅で生活する事が可能です。小型の酸素ボンベをカートやシュックで持参して外出も可能です。



問題35の正解は1、3、4になります。