ケアマネ受験対策

 


2019年度介護支援専門員再試験 問題28



認知症について適切なものはどれか。2つ選べ。

1、中核症状には、記憶障害、見当識障害などがある。

2、BPSD(認知症の行動・心理症状)の悪化要因として最も多いのは、家族の不適切な対応である。

3、認知症患者の精神病院への措置入院は、精神保健指定医ではない主治の医師による診断のみでも、緊急時には可能である。

4、若年性認知症患者が入院による精神医療を必要とする場合には、自立支援医療の対象となる。

5、認知症初期集中支援チームは、認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を複数の専門職が訪問し、アセスメント、家族支援などの初期の支援を包括的、集中的に行う。

















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答え 1、5
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解説

認知症患者数のうち、アルツハイマー型認知症がおよそ半数を占めています。アルツハイマー型とレビー小体型、血管性の認知症で85%、3大認知症といわれてます。

・アルツハイマー型認知症(認知症の50%)

・レビー小体型認知症(認知症の20%)

・血管性認知症(認知症の15%)



1、正しい

中核症状は、脳の細胞の働きが低下することによって、直接的に出てくる症状です。

・記憶障害

・見当識障害

・理解力、判断力低下

・実行機能障害

・言語障害(失語)

・失行、失認

など



2、誤り

BPSD(認知症の行動・心理症状)は、生活歴や職歴、環境などにより、人それぞれに症状の出方が違い、薬により悪化することもあります。


行動症状

・暴言

・暴力

・徘徊

・拒絶

・不潔行為

など


心理症状

・抑うつ

・不安

・幻覚

・妄想

・睡眠障害

など


3、誤り

措置入院は、精神症状原因で自分自身を傷つけたり、他人に害を及ぼすおそれがある時の入院です。

指定医2人以上の診察で入院の必要があると判断された時。

都道府県知事の命令による強制入院であるため、患者や家族の同意とは関係なく行われます。


4、誤り

自立支援医療は、精神科病院や診療所に入院しないで行われる治療(外来、投薬、デイケア、訪問看護等)の自己負担を軽減できる制度です。


通常の医療保険は、70歳未満は3割負担、70歳以上は2割負担、75歳以上は1割負担になります。

ですが、自立支援医療が適用になると1割負担になります。

精神疾患は長期的な通院になる場合が多いためのの、医療費負担軽減の制度です。


入院は自立支援医療の対象にはなりません。


5、正しい

認知症初期集中支援チームは、複数の専門職が家族の訴えにより、認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、アセスメント、家族支援等の初期の支援を包括的・集中的(おおむね6か月)に行い、日常生活のサポートを行うチームです。


認知症の人や家族にとって

・診断、医療の早期開始

・介護サービスに繋がる

・社会や地域、専門職と繋がる

・不安軽減

・介護負担の軽減


地域にとって

・チームとの関わりで相談先の確保

・社会資源の連携充実

・住民の協力意識が育てられれ


自治体にとって

・認知症の人の所在把握

・地域の意識開拓


チーム員にとって

・多職種での繋がりができる

・認知症ケアのレベルアップ

・継続教育の機会が与えられる


などたくさんのメリットがあります。




問題28の正解は1、5になります。