前回↓↓↓


早起き

 2023年9月21日(木)、早朝アルバイトのおかげで、早起きが癖になってる。朝5時に目が覚めた。YouTubeを開くと、なんとタイの広告が表示された。スマホも海外旅行に浮かれているようだ。このころの私は、後で痛い目にあうことをまだ知らない。




 テレビをつけ、チャンネルを変えると岸田さんが喋っていた。タイと日本との時差は2時間。タイは5時だが、日本は7時、岸田さんがいるニューヨークは何時なのだろうと思った。岸田さんは、まだ昨日の夕方ごろを生きているのだろう。そんなことを考えていた。

 

 

朝食

 ホテルの朝食付きプランを選んでいた。これが本日の朝食。

 


 ビジネスホテルのようなところだったため、特にタイらしいものはなかった。昨日もフードコートでキュウリを食べたが、タイのキュウリは日本のものより太い気がした。味の違いはよく分からなかった。若干おなかが張っているような気がしたため、軽めに済ませることにした。

 

 

三大寺院に向け、出発!

 最寄りのMRT、Blue Lineの駅であるSukhumvit駅から、三大寺院近くのSanam Chai駅に行くことにした。まずは、最寄りの駅に歩いて行った。昨日行った「ターミナル21」の近くだったため、駅までは余裕で行けた。ただ、やはり田舎者にはこの大都会は怖い。

 


 MRTではクレジットカードで乗車できると聞いていたが、せっかくなので切符を買うことにした(36バーツ=約162円)。個人的には日本の自動券売機よりわかりやすいと思った。この切符は「トークン」というらしい。メダルみたいで、なんかかわいい。



 車内では、次の駅は~。みたいな放送が流れている。「さたーにーとっつぱぁーい、さたーにー駅名(発音とかわからないけど多分こんな感じ)」みたいにタイ語と、英語で放送してくれる。とても分かりやすい。駅構内の案内も非常にわかりやすいし、なんと観光客に優しい国だろうと感動した。


 無事にSanam Chai駅に着いた。なんか、地下鉄のトンネルは日本の技術を使って掘ったらしい。多分。こういうのって、なぜか嬉しい。きれいな駅で胸が弾んだ。しかし、平日だからか人がいない。朝早いからか?不安になってきた。そして、おなかがピンチだ。寺院にトイレがあることは知っていたので、早くトイレに行こうと思った。

 

 

ネタにしたくてもネタにできなかった決壊

 エスカレーターで地上に上がった。そして、私の腹にとどまっていたはずのぶt...uは下に降りてきた。もう手遅れだった。奴は重力に逆らえなかったらしい。人に話すときは恥ずかしいのでぎりぎりだったことにしているが、正直なことを書くと、もう決壊していた。


 自分が陽気な男ならネタにしていたが、私は普通の女子大生。恥ずかしい。しかも、履いていたのはチェンマイにいる友達からもらった大切なズボン。。自分のお尻を触る。。少量だったため、まだ漏れてきていない。ズボンが薄いので、短めのスパッツを履いていたため助かった。早めにどこかにパンツを洗うか捨てるかして観光しようと判断した。

 

 

ネタにします。ぼったくりにあいました

 地上に出たのはいいが、人がいなすぎる。本当に観光地の最寄りか?と不安になった。寺院は8時半には開くと書いてあった。今は8時10分。のんびり歩けばいい感じだろうと思った。


 角を曲がると、おじさんが2人いた。「寺院は9時半から」と言ってきた。「それまでの時間に、船に乗らないか」と。料金は3,000バーツ(さすがにこれはぼったくりだとわかった)聞けば、トゥクトゥクドライバーらしい。乗船場まで連れて行ってくれるみたいだ。料金は値切るとして、船に乗ってみたいと思った。


 ただ、そんなことよりトイレに行きたい。「トイレに先に行きたい」と伝えると、近くのぼろい真っ暗なトイレを案内された。ここで、パンツを除菌シートで拭いた。早めに手を打ったため、思ったより被害は少なかった。

 

 

反省。ぼったくられた自分が悪いです。いい経験になりました。

 船乗り場に着いた。乗船待ちのベンチに男性2人が座っていた。言語から、おそらく中国人だろうと思った。さあ、ここからが本番だ。3,000バーツは超超大金だ。絶対にぼったくられてたまるか。


 船長が3,000バーツを要求する。私が高すぎると答える。いくらなら払えるかと聞いてくる。(え?逆にいくらだろう。電車賃は安かった。フードコートも安かった。でも、マクドナルドは高かった。最低賃金も日本より高い。乗船予定は3人しかいない。しかもここは首都。。。)1,500バーツ。(ばか!!!!!!)この場合の基本は、乗る前にいくらなら払って乗るのかを自分で決めておくのが鉄則だ。それを知らなかった。


 それに加えて、決壊問題が解決した安心から、冷静さを失っていた。ガソリン高いんだよね、と言われる。じゃあ、あの2人はいくら払ったのかと尋ねた。2,000バーツと言われた。若いから1,800バーツでいいと肩をたたきながら言われた。


 もう、このころには若干怖くなっていた。とにかく人気が無かったからだ。観光客もまわりに見当たらない。「ちょっと高いな」と思いつつ、1,800バーツ(約8,100円)を払った。このあと、徐々に、少しずつ、相当ぼったくられていたことを知り、かなりショックを受けることになる。

 

 正直、今思うと騙された自分が悪かった。観光地ではぼったくりに遭うって知っていた。もっと、文化やマナーのような知識だけでなく、交渉術や対処法をイメージしていくべきだったし、船に乗るワクワクと安心から冷静さを欠いていた。それに、彼らだって儲けたいに決まっている。高すぎる痛すぎる勉強料だった。


 でも、このおかげで後の旅は程よく引き締めて楽しめた。多分、ここで痛い目に遭わなければ、ラオスで痛い思いをしていたかもしれない。たくさんの人に軽く馬鹿にされたし、励ましてもらった。ありがとう。


 これを1回ネタにするごとに、100円回収したことにしている。(すでに30回はネタにしたので、ネタ提供料3,000円)そして、決壊の被害を最小限にして、私の威厳を守ってくれた感謝料(2,000円)。船乗りの仲間たちと美味しいものでも食ってくれ(2,500円)どうだ!太っ腹だろう。いい大人に奢ってやった気分だ!!(一応女子大生)みたいな感じで心の傷を癒した。


 あと、地元福岡の柳川では、川下りの貸し切り船が一艘15,000円ってサイトに書いてあるのを見て、自分を励ました。

 

 

乗船

 結局、中国語を話していた2人はグルだった。なんかムカついた(自分が思い込んでいただけ)ので、乗船まで覚えたてのタイ語を披露してやった。わりとビックリされた。


 そんなわけで、プライベートクルーズとなった。船はカラフルで、かわいかった。


 乗船して出発!そして、財布を見て愕然とした。ラオスのことも考えて両替した2万円のうち、1万円分を2つの財布に入れていたが、そのほとんどが消えていた。(当たり前)ここで、第1次ぼったくられショックを受ける。「せっかくだし、楽しんでやる!!」そんな気持ちでいた。川から見える住宅地は、新鮮で意外と楽しかった。


※ぼったくられたショックを隠しつつ、一生懸命に楽しんだ動画と写真です↓↓





もう騙されない①

 途中で、小さい手漕ぎボートが寄ってきた。民芸品とビールを乗せている。ビールを強引にわたそうとしながら「500バーツ」と言ってくる。「船長さんにビールを買ってあげろ、合わせて1,000バーツ」「船長は忙しい」とも言ってくる「ノーマネーソーリー」で乗り越えた。

 

もう騙されない②

 売りつける人にも遭遇できて、意外とぼったくられ船は楽しかった。ぼったくられ船を降り、ワットプラケオに近づくと、観光客も増えてくる。入り口はどこだろうと、少しきょろきょろした。


 ここで、ネームカードを首から下げた女性に話しかけられた。「あなたのズボンは長ズボンだからOKね。(当たり前だろ!タイにいる友達からもらったんだぞ!!)でも、あなたは一人よね。ガイドがいないと違法よ」と言ってきた。あまり覚えていないが、最終的に「ノーイングリッシュ、ソーリー」でかわした。

 

ワットプラケオ(エメラルド寺院)

 寺院(入場料500バーツ、約2,250円)は写真で見た通りきれいだった。サンダルを脱いで入る場所があり、靴箱において入った。装飾がとても美しかった。いざ、出ようとするとサンダルがない。「あんな安そうなサンダル、誰が盗むんだ」と思い、10分くらい探した。あった。自分が建物の反対方向から出てきてしまっていたことが原因だった。





 それにしても、人が多い。団体客も多い。いい景色の場所でずっと写真を撮り合っている。「誰かと来ると、こういう楽しみ方もできるのかあ」と思った。お寺と聞くと厳かなイメージがあった(服装にも決まりがあるし)が、特にそういう雰囲気ではなかった。三大寺院に行く予定だったが、ここだけで満足した。(+船のせいでお金と時間があまりなかった)

 

 

博物館

 ここは人も少なく、のんびりと見て回れた。ワットプラケオの入場券で入ることができた。中は写真撮影禁止だった。昔の食器や、家具などが展示されていて面白かった。

 

 

時刻はもうすぐ12時、お昼ご飯を探しに行こう。



目次↓↓