リンくんの里親募集のページには、こんなことが書いてありました。
・この子は同居人の犬だが、同居人が世話していない。
・今まで見かねて自分がお世話をしていたが、自分も家から引っ越すことになった。
・この子を置いていくのが忍びなく、里親をなんとか見つけた。
・鳴き声がうるさいと言われて戻ってきてしまった。
・いよいよ自分も引っ越すのだが、戻ってきたこの子を置いておけなくて、もう一度里親を探している。
これを読み、里親を探しているこの人のリンくんへの愛情と、切羽詰まった様子がうかがえました。
わたしはダックスが大好きで、里親になるとしてもダックスを迎えたいと思っていました。
わたしの大切な愛する彼女は毛色がレッドで、ひょうちゃんはシルバーダップル。
どうしてもこのふたりへの気持ちが強く、レッドでもシルバーダップルでもないリンくんには、本来あまり心が動かないのです。
それでもわたしはこの募集内容を読んで、「なんとかしてあげられないか。」と思ったのです。
どうして心が動いたのか、正直、説明できないんです。
もっとかわいそうな子もいると思います。
死に直面している子もいると思います。
でも、わたしの心は動いてしまった。
とはいえ、家族みんなで賛成しないと迎えるべきではありません。
夫にリンくんのことを話し、募集内容を読んでもらったところ、夫は
「連絡してみようよ。縁がなければ来ないのだから。」
と。
実は夫も、なんでもかんでも賛同するタイプではいので、めずらしいことです。
そして息子は
「この子を助けてあげようよ。幸せにしてあげよう。ひょうちゃんも許してくれるはずだよ。」
と、心強い反応
応募すればだれでも里親になれるわけではありません。
応募しても全く連絡をいただけない場合もありますし、ほかのおうちに行って幸せになる子もいます。
うちに来なくてもどこかで幸せになれるなら、それこそ本望。
そういう気持ちで、お問い合わせをしてみたのです。
ハワイ ロイヤルハワイアン内からビーチを臨む