歯医者や皮膚科などの

クリニックに行くと、

壁に絵画が飾られています。


自由診療のところは特に。


おそらく業者に外注して、

有名絵画のレプリカを

リース契約していると思われる。


いままで、

いろんなクリニックで見てきました。


待合室や通路の壁に

上品に飾られた


ルノアールや

シャガールや

棟方志功などを。


レプリカとはいえ、眼福です。


さて。


先日行った皮膚科もそうでした。


しかし、そこは

ほかのところとはひと味違った。


待合室の壁や棚にあったのは、


シャガールであり、

カシニョールであり、

バスキアであり、

バンクシー(置き物)であり、

奈良美智であり、

私が知らない風景画(きっと有名な人)であり…


まるでオールスター感謝祭の

様相であった。


ひょっとしたら、

置き物や絵画のいくつかは

院長の私物かもしれぬ。


しかしいずれにせよ、

節操なさすぎてカオス…。


有名作品たちが醸す高級感が、

タイマン張り合った末に

不協和音をかなで、


結果、

下品な成金趣味の待合室に!


あ、でも、

もしかしてもしかして、


この部屋全体が、

バンクシーの皮肉に満ちた

メッセージ性の強い

インスタレーションなのか?

(んなわけない!)


しかもそのクリニック、

入り口に熱帯魚の水槽もあるもんだから、


ドンドンドン、ドーンキー🎶

のドン・キホーテ感も加わり、

(ありますよね、ドンキに水槽)


完璧なるチープな仕上がりでした。


アートってむずいね。