接客販売の仕事をしていて、

困るお客さんのタイプ。


それが、


買うつもりがないのに、

買いません、と言えない人!


です。


仕事なので、

商品について聞かれたら説明するし、

買っていただけたら嬉しいけど、


押し売りする気はないので、

その気がなかったら

さっさと帰って欲しいのが正直なところ。


接客していると、

途中からわかるものです、

あ、買う気はないんだな、と。


しかし、その手の人(大概はニコニコした感じがいい人)は、


「買いません」とか、

「いったん検討します」

と言って帰るのが気まずいのか、


目に入るモノについて

(さほど興味もないのに)

だらだらと際限なく質問してきて、


こちらも聞かれたら

答えないわけにはいかず、


結果、

不毛なラリーが繰り返されるという…。


こうなると、内心イライラしながら、

販売員(私)は次の一手に出ます。


それが、


お客様に、助け舟を出す


です。


断れないなら、

道を示してやろうホトトギス


ですよ。


つまりお客様にこう言うのです↓


「まずはご自宅でじっくりご検討いただいて、

もしご興味がおありでしたら、

後日でも結構ですので、

ぜひまたご来店ください」

(商品の資料などをお渡ししながら)


と。


どうです?

ここまでお膳立てしたら、

帰りやすかろう?


ところが、です。


この期に及んでも、


というか、むしろ、


販売員の心持ちを察し、

買わない申し訳なさがさらに募るのか、


そこからさらに

うだうだうだうだ、

あーでもないこーでもない、と、

帰らない(帰れない)猛者が、

いるのですよ!


本当に迷惑DEATH!


断ったら悪いなぁ、と、

「いい人」を装いつつ、


その中身は、

店員に「ち、買わねぇのかよ」と、

思われるのが嫌なだけ。


そのこじれた自意識プレイに、


本来なら5分、10分で済む接客に、

20分、30分、40分と

付き合わされる不幸といったら。


その時間あったら、

ほかの仕事が出来たよね…。


断ったら悪いなぁ?


いえいえ。


断らないほうが被害は甚大です。