ガン患者支援 Cottage Dreams | がんサバイバー、母になる  in カナダ

がんサバイバー、母になる  in カナダ

'16年夏、乳がんになり抗がん剤、放射線治療を17年5月に終了。定期健診のみ行いタモなしで妊活。日本人ドナーから卵子提供を受け、2020年に出産。山あり谷ありのカナダ生活を綴ってます。

久し振りにカナダでがん治療をしている人に役立ちそうな情報を紹介したい。
 
治療を完了して約2年近くになるけど、その2年のうちに利用して非常に良かったのが
 
ガンサバイバーが治療完了から2年間の内に申し込むとプログラム費150ドルのみで
コテージが平日一週間提供される。
 

オンタリオまたはケベック州に車でアクセスできるエリアに住んでいれば申し込める。

(情報修正しました。)
 
私の場合は去年の春先にプログラムに問い合わせをし、必要な書類を揃えた。
 
必要な書類というのは、本部から送られた書類にドクターにサインしてもらい
プログラム費を納付する事。
 
資格が受け入れられると大まかなエリアのリストが送られてきて(なんせカナダは広い)
 
行きたい週の候補と希望のエリアを大まかで出せる。
 
このコテージはオーナーから利用頻度の低い平日を患者に寄付されたものだ。
よっていろいろなリクエストはできない。
 
私はどこでもいいので特に選択せず。
 
これで本部からマッチングされたら、連絡が来る。
 
私は9月の頭で割とコテージも若干静けさを取り戻しつつある時にした。
 
最初は3連休を絡んだ週を選んで見たけれど、なかなかコテージが決まらない。
 
週をずらすとまたたく間に家から1時間の避暑地に決まり行ってみると
湖畔のとても素敵なコテージだった。ニコニコ
 
 
 
 
 
 
入り口のドアに小さなメモが貼り付けてあり
 
ようこそ、コテージドリーマーと書かれていた。優しい。
 
この方は恐らく提供しなれている方なのではないかと思われ、
 
コテージ内には説明書が置かれていた。
 
使っていいもの、だめなもの。この辺りでできる事や、守らないといけない
ルールなどだ。これは各コテージに寄って違う。
 
共通ルールは、各自でコテージまでたどり着くこと。食品類、トイレットペーパー等、
自分たちで使う消耗品は持参すること。調味料などもだ。
 
帰る前には来た時以上に、徹底的に掃除をする。
 
好意で提供された場所なので、迷惑をかけないように大事に使いたいものだ。
 
この家族は私達にカヤックやバーベキューも使わせてくれたりした。
 
その他ではゴルフをしたければ、いくらか払うと(家族のゲストとして)ゴルフ場も
使えた。
 
私はバックヤードのウッドデッキから釣り糸ばかりを垂れていたけど。
 
自然に囲まれ、夢のような心身ともにリラックスした一週間を過ごすことができた。
 
 
自分でコテージを持っていれば、何てこともないだろうけど、レンタルするとなると
かなりのお金が掛かる。経済的な負担がないので、色々なところに食べ歩きもできた。
ローカルブルワリーに行ったり、ボートから釣りをしたり。
 
治療で疲れきった家族にはこういう時間はとても大事だ。私も生き返った気がした。
 
寄付してくれた家族に心から感謝。
私達にとっては本当に大きなギフトとなった。
 
今週末はコテージショーが開催されていて、ボランティアとして、プログラムの宣伝と
コテージを寄付してくれる人を募る活動をしてくる予定だ。
 
もし機会があれば、ぜひプログラムを利用してみてほしいし、コテージを持っている方は
この有意義な使い方を検討してほしいな。