アカツキ〈ハルver〉17才ep15 | ラテックスは妄想中

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暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

好きな子の有無

 

僕から聞いておいて

 

…これは 失言だぞ

 

と 急に頭の中が

 

ぐるんぐるん し始める

 

 

…だって

 

弟人格のサトルは

 

男の子な訳で

 

でも 体は

 

曉と言う 女性で

 

お姉ちゃんであるアキラも居て

 

 

「…なんか そうだよな

 

 軽々しかったね ごめん」

 

 

サトルに 好きな子が居たとして

 

その子が

 

女の子だとしても

 

…男だとしても

 

 

ややこしいし 

 

何が正解とか

 

分かんないけど

 

そもそも

 

デリケートな話題…な訳で

 

 

「要は

 友達以外の存在に

 

 現実味が出る

 年齢になってるって事で

 

 普通だろうけど

 

 俺の場合 普通じゃないから」

 

 

僕が思うより 

 

そのややこしさ

 

体現してる サトルに

 

気を使われてフォローされつつ

 

 

…やっぱ 綺麗だよなぁ…

 

 

アキラの表情

 

まじまじと見ていれば

 

 

「…ハルは?

 

 相変わらず

 

 おっぱいが大きい子が良いの?」

 

 

アバターの観賞用デザイン

 

未だに やじられるネタだけど

 

 

「…お前…

 

 その顔で“おっぱい”とか言うなよ」

 

 

本人は 今弟のサトルだとして

 

男同士の雑談

 

始めてるようだけど…

 

 

「…なに?急に

 

 俺の顔がどうとか キモイ事言うなよ」

 

 

ぐぐぐぐ…

 

このリアクションは まさに

 

男子サトル君な訳だが

 

 

「まぁ…確かに

 

 “お姉ちゃん” 可愛いケド

 

 もうちょっと 胸があればなぁ…」

 

 

と 不意に

 

アキラが自分の胸元に

 

手を当てる仕草に

 

 

「よせっ アキ…サトル

 

 そう言う事を人前でするな」

 

 

 

可憐な美少女然とした容姿で

 

生々しく

 

自らの胸を触ってる図…とか

 

 

破壊力あり過ぎて

 

本音では

 

見たいケド 先ず

 

注意が必要と 止めれば

 

 

 

「…ハルと大差ないのに」

 

ポツリと

 

アキラの声で

 

リアルなサイズ感 告げられ

 

 

ぐぐぐぐ…と

 

 

「…そう言う事 言わないように」

 

再三の注意 しつつ

 

 

自分の裸 見る度に

 

想像しそうなWord

 

一端 頭の隅に置いて

 

手元の教科書に

 

視線落とせば

 

 

「…ねぇ

 

 ハルが“サトル”って

 

 俺を呼んだの

 

 今が初めてだって…気付いてる?」

 

 

ぐっと 大人びた表情をした

 

アキラが

 

 

僕の顔

 

覗き込む仕草で

 

 

そう言うと 

 

ふふ…と笑って首を傾げた

 

 

『女の子は大人になるのが早いぞ』

 

って

 

ゲーム内のキャラの台詞が

 

また 

 

僕の脳内を 横切る

 

 

 つづく