日常342 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

公共の場である

 

お風呂屋さんの脱衣所で

 

 

隣り合って

 

座りつつも

 

 

互いの方を見れない位

 

照れ合ってる

 

妙な空気感に

 

 

つい

 

 

誰かに見られてやしないかと

 

 

顔を上げ

 

脱衣所内の周囲を

 

見回す

 

 

あそこの影

 

あれは人…では無いなぁ

 

じゃぁ

 

こっちの角

 

…は 見渡す限り

 

無人で

 

…いやホント

 

彼との親密なる時間

 

邪魔するモノは 撤去した

 

って 意思の元

 

スタンバイされたかのように

 

ガチで 今尚

 

2人っきりで

 

 

 

あぁ…でも

 

2人の世界を 満喫できる

 

シチュエーション

 

展開するには

 

公共の場である リスク

 

大きくて

 

 

今は

 

取りあえず 回避だと

 

 

「…そろそろ

 

 あの子供連れの親子が

 

 上がって来るかも

 

 子供って そんなに長く

 

 風呂に入りたがらないだろうし…」

 

 

今一番の 懸念で

 

状況打開には おあつらえ向きな内容

 

 

するっと

 

口から出たのをきっかけに

 

 

彼が 触りたい と言う

 

俺の体の部位については

 

一端保留と言う事で

 

 

「…子供に 絡まれない間に

 

 ここ 出ましょう

 

 帰り道最短ルートだとて

 

 長距離ドライブでは あるので…」

 

 

体力ゲージ

 

消費するリスク

 

極力

 

避けて行こうって

 

提案でもって

 

 

ほれほれと 彼を急かし

 

忘れ物チェックをしつつ

 

 

 

使用済みタオルの

 

取り扱いに 

 

どうしたものかって

 

様子の彼を前に

 

 

「…洗車に使うんで…」

 

と 洗面台で 硬く絞っていれば

 

 

「…これも じゃぁ よければ」

 

案の定

 

彼が使ってたタオル 譲り受け

 

そっと

 

俺の使ってたタオルで

 

貰った彼のタオルをくるんで

 

 

…いや別に 他意はない

 

と 繰り返しながら

 

 

トランクの さてさて

 

どこに 置いたものか…と

 

濡れた素材の 保管方法

 

 

思案しつつ

 

迷路の入り口の様な

 

視界遮る作りの 通路

 

逆行し

 

入る時 ロッカーのカギを受け取った

 

番台に

 

借り物の 鍵を返すと

 

 

彼と二人

 

前後になりつつ

 

風呂屋を後にし

 

 

車へと 向かう 最中

 

 

「…あぁ…

 露天 気持ち良かったなぁ」

 

 

あの時と同じ 外である 空気感に

 

彼が

 

 

思い出したように

 

呟くの

 

 

隣で 眺めつつ

 

後にした 施設の建物へ

 

振り返って 目を向けていれば

 

 

「胸鎖乳突筋…」

 

不意に

 

俺の隣で 彼が 

 

筋肉の名称 口にしたから

 

 

例の 触りたい…の 話しか?

 

 

「…車の中で 聞きますよ」

 

まだ 第三者の介入

 

あり得る 外である事を 懸念して

 

俺は慌てて

 

彼の発言を 遮った

 

 

  つづく