嗚呼しくじったぁ 97 | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

…いい加減


喉が痛い



そんな事 考えながら


意識の隅で


冷静になって行く


僕が



僕を見る




行為に 没頭して


夢中の間は


まだマシだ



現実を直視しないから


それどころでは ないから


ところが

これが

 

終る頃


排泄欲も満たされ


満足したら


気分は逆転する



 

疲労感と共に

ストンと帰って来る 


冷静な状態


幾度となく


経験した


その時を迎える事が


今は 恐怖でしかなく



行為最中にして


 

気が逸れ始める



そもそも

後悔にしか ならないであろう事


これ以上ないってくらい


あれこれ


増やし体験している


進行形の只中で



食器の破損




…なる



取り返しのつかない


やらかし


これは事故だから

大丈夫


等と 言われた所で


安心など出来る訳もなく



もうずっと


足掻きにも似た

予防線


先に先にと頭の中で


シミュレーション始める


僕の意識は



男から受ける刺激に

喘ぎながらも 



集中を欠き



うわの空で



男の興を


冷めさせるよりも早く



僕自身が 


男より先に

 


今居るべき次元から

乖離し うつせみへ


戻り始め




中折れ的に


乾いてく感覚



忠実にも


意識とシンクロした体は


行為の継続


受け入れてはいるも

冷め始めた熱


形になって…



「…おいおい


 萎えてんじゃないよ


 待てよ マジか?

 

 ビビるとこ


 そこじゃないだろう…」


僕の変化は


如実で



不完全燃焼



また


辿り着けなった


未知の途中で


僕に翻弄される形で


持て余したまま


放り出された男


苛立ちに代わりつつある


口調が


態度になって



是が非でも


…って事なのか



「…もう少しだけ…」




未処理な慾を 前面に


僕を見る




「…付き合えよ…」


 



  つづく