バナナちゃん、
バカなフリしちゃダメだよ
一番最初に入社したデザイン会社で
上司に言われたセリフです。
文字にするとパンチあるなぁ
これは、
デザイナーになりたてで
自信のなかった私が
「経験が浅いので」
「自分にはまだ理解できないので」
と、
「弱者バリア」をはって
消極的に仕事していた時に
言われた言葉です。
打ち合わせ中に
何を言っていいかわからない。
いいアイデアを提案できない。
何か話しても恥をかくだけかも。
でも、
新人感を強めに出しておけば
誰にも責められないし、
できない自分を思い知って
傷つくこともない。
空気を壊さないように
とりあえず笑って
その場にいればいいか。
そう思ってはっていたバリアを
上司に見抜かれた言葉でした。
この言葉を言われたとき、
めっちゃ
恥ずかしかったん
ですよね。
全部見抜かれてたんだ
まわりから「バカ認定」されなければ
自分は「まだ本気出してないだけ」
の人でいられる。
そんな、こずるい自分の本心、
綺麗に言語化されてしまったんです
今の自分から
逃げまくってたってことですね。
「変わること」より
「バカに見えない自分を
キープすること」
の方を大事にしていたってことです。
それって
強制的にアイドリングして
無駄にエネルギー使ってるってことです。
がんばってがんばって
その場から
動かないようにしてるんだ
と気づきました。
そして発車の仕方も
よくわからなくなっている。。。
それから私は
とりあえず発車する。
という風に
仕事の仕方を変えました。
もしかしたら
生き方も変えたかもしれません。
発車してから考えよう。
「運転が下手」だと知れなければ
上手くなることもできない。
蛇行運転でもとりあえず進もう。
あまり頭も良くないので、
細かいことは考えずに
本当にいろんなところにぶつかりながら
今の地点まで進んできたなと感じます。笑
でも、進んでみて
やっぱり自分って無能やな、、、
思い知ることもあったけど、
思ったよりできるじゃん。
って思うこともあったし、
むしろ
自分の力使わなかったら
わからなかったな。
と、今となっては感じるのです。
もし、今の自分から
少しでも変わりたいって思ったら
バカなフリしちゃダメ。
何もないふりしちゃダメ。
不幸なフリしちゃダメ。
です。
それは、
自分をその場に縛りつける行動です。
今ある自分で、とりあえず進んでみないと
前には進めません。
今でも、
何かにぶつかったとき
「私、今、バカなフリしてない」
と自分に問いかけています。
痛烈な一言でしたが
私にとって、とても大事な言葉です。
私はできる。
やればできる。
あのとき、
弱いふりし続けないでよかったなと
今なら言えるのです。
そんな上司は、
たくさんの教えを私にくれました。↓