アルツハイマー病が発症して認知障害が起きるのに先立って、人の脳内で特定の低分子タンパク質の量が増えることを大阪大の大河内正康講師(精神医学)らのチームが突き止め、10日付の欧州専門誌電子版に発表した。
アルツハイマー病はアミロイドベータと呼ばれるタンパク質が脳に蓄積して神経を破壊するのが一因。アミロイドの働きを防ぐための治療薬を製薬会社が開発中だが、蓄積を直接知るのが難しく、早期投与のための指標探しが課題だった。
チームはアミロイドと同じ仕組みでつくられる低分子タンパク質APL1を発見。APL1は脳脊髄(せきずい)液に溶け出すため、腰椎(ようつい)に針を刺すなどの手法で早期診断が可能という。大河内講師は「治療薬を投与するタイミングを知り、効果を最大限にするための指標として有望だ」と話している。
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平成22年に平城遷都1300年を控え、奈良時代の遣唐使をめぐるオリジナル作品「オペラ『遣唐使』~阿倍仲麻呂」が10日夜、薬師寺玄奘三蔵院(奈良市)の特設舞台で初演され、観客らは古の人々の心情に思いをはせた。同寺でオペラの上演は初めて。
日本ロレックス(東京都)が企画し、作曲・指揮は松下功・東京芸大演奏芸術センター教授、原作・台本は上野誠・奈良大教授。
上演された第1幕は遣唐使に息子を送り出した母の愛などがテーマで、万葉集に残る母の歌と心情を謡いと能舞いで表現。2幕は遣唐使らが唐の高官となった仲麻呂に助けを求める様子などが表された。薬師寺の僧侶らも出演して経を唱え、オーケストラとの和洋文化の融合で遣唐使をめぐる心模様が伝えられた。
3、4幕は来年6月の上演予定で、仲麻呂と遣唐使、その母らが織り成す物語が完結する予定。
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新しい学習指導要領で導入された小学校5、6年生の「外国語活動(英語)」を今年度から先行実施するとした公立小学校は全体の約98・7%にのぼることが10日、文部科学省の調査で分かった。
文科省によると、今年度の英語活動の実施状況について、「5、6年で実施する」と回答した小学校は2万978校(97・8%)にのぼった。一方、「実施しない」としたのはわずか274校(1・3%)にとどまった。
授業時間では、平均が5、6年生ともに28・2時間。完全実施と同じ「年間35時間以上」を予定しているのは、5年生で1万2357校(57・6%)、6年生で1万2379校(57・8%)あった。
新しい学習指導要領は昨年3月に改定され、平成23年度から完全実施。英語活動は今年度からの先行実施が可能で、あいさつや買い物、学校での活動といった身近な場面を想定し、「聞く」「話す」といっ たコミュニケーション力を高めることを求めている。
文科省によると、今年度の英語活動の実施状況について、「5、6年で実施する」と回答した小学校は2万978校(97・8%)にのぼった。一方、「実施しない」としたのはわずか274校(1・3%)にとどまった。
授業時間では、平均が5、6年生ともに28・2時間。完全実施と同じ「年間35時間以上」を予定しているのは、5年生で1万2357校(57・6%)、6年生で1万2379校(57・8%)あった。
新しい学習指導要領は昨年3月に改定され、平成23年度から完全実施。英語活動は今年度からの先行実施が可能で、あいさつや買い物、学校での活動といった身近な場面を想定し、「聞く」「話す」といっ たコミュニケーション力を高めることを求めている。