皆様、約1年半ぶりでございます、勅使河原元忠です。

 

今回は、『NHKから国民を守る党』略して『N国党』について、元NHKの契約代行業務の営業をしていた私の本音を語りたいと思います。

先日、参議院選挙が行われ、N国党の党首である立花孝志氏が当選しました。

過去の記事で私はこう書きました『変えたいと思うのならば、その考えを持つ国会議員を増やすしかない』と。

まあ、一字一句同じではありませんが、ニュアンスは同じですので、ご容赦下さい。

 

つまり、これを立花氏は当選する事により、実行する事になります。

そして、NHKは公共放送である以上、国会中継で立花氏が『NHKはおかしい、スクランブルにすべきだ』という訴えを妨害する事は許されません。

当然、その事を元NHK職員であった立花氏は理解しています。

私から見ても、それは『民間人によって選ばれた代表者の声』と判断しますし、私もNHKがおかしいと思っているのは事実であります。

 

さて、今後のN国党はどう動くのか。

自分なりに考えた結果、『とにかく暴れて知名度を上げる』手段に出ると確信しています。

というか、既に東京MXでの件や、ニコニコ動画で高須氏と対談するなど、動いていますね。想像以上でした。

そして、先日も保守系のYoutuberであるKAZUYA氏と生放送をしていましたね。

自分もリアルタイムではありませんが、拝見しました。

立花氏の印象を率直に言うと『正直だな、この人』って思いました。

1番儲かっていた時代はパチプロ時代だったというエピソードは、『それ言っちゃうのかよー!』って、不覚にも笑いました。

まあ、以前から申し上げている通り、私は立花氏を支持していませんが、この生放送に関しては好印象を持ちました。

……ただ、流石に常人逮捕の件は出しませんでしたね。

立花氏がそこに触れないでくれと言ったのか、そういう展開にならなかったのかは流石に分かりません。

 

それでは、これより勅使河原が立花氏を思いっきり褒めます。

『あなたのやっている事は、ドイツのナチ党の宣伝大臣であるヨーゼフ・ゲッベルスの手法に似ています』

良いですか、これは褒め言葉です。

 

理由を説明します。

私も含め、国民というのは政治学などまともに理解出来ない『単純でバカ』な存在が大多数です。

ゲッベルスのやり方は『子供でも分かるような単純なスローガンを何度も繰り返す』というやり方です。

これは、そっくりそのままN国党に当てはまります。

何故なら、既に政党名がそれを物語っているからです。『NHKから国民を守る党』、実に分かりやすい。

今後も『NHKはおかしい!スクランブルにしろ!』と繰り返す事で、国民の注目を得る事でしょう。

正直、政治学をまともに学んでいない30代の勅使河原には、野党どころか与党すら本当にやりたい事が何なのか理解しきっていません。

しかし、N国党はその辺りがとても単純で、それだけの為にあらゆる手段を使う事でしょう。

立花氏は『NHKがスクランブル化されたら解党する』とまで明言しています、もう目的が1つしかないからです。

 

民衆を味方につければ何かと有利とは言いますが、立花氏には敵が多いのも事実であり、裏切られた事もあります。

それすらも、党の存在をアピールするのに利用するのですから、その辺りとても分かりやすい。

郵政民営化が最大の悲願であった、小泉元首相よりも分かりやすいです。

 

今後、立花氏の目標である『NHKのスクランブル化』が達成されるかどうかは分かりません。

以前は厳しいと書きましたが、その時は立花氏が国会議員ではなかったからです。

これから、立花氏がよほどの事をして民衆から反感を買わない限り、『NHKはおかしい!特に支持政党も無い!ならば分かりやすいN国党に入れよう!』という人達が立花氏や他の候補者に投票する事でしょう。

ひょっとしたら、『立花氏は飛ぶ鳥を落とす勢いだ、ここは氏の力を借りるのが上策』と考える政党が出てくるかもしれません。

それだけ、国会で議席を持つというのは大きな意味を持つのです。

 

さて、NHKを筆頭にテレビ局側の人間は、どう思っているのでしょうか。

NHKは、受信料がどう使われているのか説明する番組を作るなど、国民に理解を求めています。

インターネット環境だけでも視聴可能にし、受信料の範囲を広げようという動きも出ています。

しかし、N国党が声を高々にし、国民の支持率を得れば得るほど、苦しい立場になるのは明らかです。

立花氏がどこまで動くのか、そしてNHKがどうなるのか、今後も注目していきたいと思います。

好きの反対は無関心です。

なので、立花氏を支持しないと明言している私も、遠回しではありますが、立花氏の名前をこうやってブログにしているのですから、立花氏の背中を僅かながら押しているのかもしれません。

『己の批判すら、党の存在をアピールする為に利用する』

立花孝志氏とは、そういう人物なのです。

 

 

 

もう契約代行業務から離れて、それなりの年月が経ってしまいましたが、それでも私のN国党についての考えを述べさせて頂きました。

長くなりましたが、今回は以上です。