「龍神丸~!」「オオ~~ッ!!」 | 大器末成

大器末成

「大器、未だ成らず」
いつかは器の大きな男に成りたいと、日々精進している(つもりの)ワタクシ。
日本一のロックバンドTHE YELLOW MONKEYの話題と洋楽の話がほとんど。たまに他の趣味のことも書くかも・・・?
興味のある方はフラッとお気軽にお立ち寄りください。

 今日は、ブログでは初めて書くネタです。あまり興味ない方も多いかも知れません。ほぼ自分用の備忘録ってことで。


 好きなアニメは数あれど、中でも一番好きなアニメ。唯一、DVDのみならず関連グッズにも手を出してしまうほどドはまりなアニメ。

「魔神英雄伝ワタル」

 放送35周年を記念して、イベントがありました。こりゃあ行くっきゃないと、意気揚々と行ってまいりました。


2024年1月13日 調布市グリーンホール
『魔神英雄伝ワタル35周年感謝祭』

 メインのテレビシリーズは三作品制作されて、他にもOVAやネット配信アニメも作られ、さらにはラジオドラマやドラマCD、小説など多岐にわたるコンテンツを展開する一連のシリーズ。いわゆるメディアミックスの先駆けとされる存在。さらに、今回のように声優が登場するイベントを最初に始めたのもこのワタルシリーズで、イベント内で冗談半分に言われていてように、現在の2.5次元舞台の始祖でもある、偉大なアニメです。

 イベント内容は、メインキャストを務める声優陣の座談会と、アニメ三作品のOP・EDを担当したアーティストのライブの構成。昼の部と夜の部の二部構成で行われました。
 その出演者は以下の通り。

  田中真弓、西村知道、伊倉一恵、林原めぐみ、山寺宏一

 と、錚々たる顔ぶれ。超有名な林原さん、山寺さんのお二人が最年少という、ベテラン揃いの豪華なラインナップです。
 この方たちの、飾らない素の姿のトークがまた面白い。アフレコ時の思い出話や裏話など貴重な話題もあり、嬉しくて涙流しながら笑う、の繰り返し。田中真弓さんなんか、明日15日で69歳になるというのに、とにかく元気で。声優業だけでなく舞台も数多くこなしているバイタリティ。本当に頭が下がります。はに丸スゲー!
 最年長の西村知道さん。他の方達と比べるとメディアへの露出が少ないから、今回初めてお顔とお声を同時に拝見しました。昼の部はちょっと元気無さそうに見えたけど、心配ご無用。シバラク先生の名台詞「シバちゃ~ん♡」が聴けて感無量です。この方の声は渋くてカッコいいですよ。他の役では、スラムダンクの安西先生やZガンダムのジャミトフ・ハイマンなど。俺の好みで挙げてみました。
 大好きな虎王役の伊倉一恵さん。この方の声も大好きです。歌も上手なんです。他のお仕事では、シティーハンターの槇村香としてハンマーを振り回したり、ワンピースでは戦桃丸としてマサカリを振り回していらっしゃいます。(ワタルではドンゴロ将軍を振り回しています)特にワンピースでのルフィと戦桃丸の絡みなんか、俺にはワタルと虎王の会話にしか聞こえなくて涙しちゃいます。
 林原めぐみさん。今では、名探偵コナンの灰原哀やエヴァンゲリオンの綾波レイをイメージする人も多いんでしょうが、俺にとってはやっぱり林原さん=忍部ヒミコです。あの笑い声!耳に焼き付いて忘れられません。良い意味で。ご本人曰く初めての名前のある役、ほぼデビュー作とのことですが、当時から周囲の評価がすごかったということも付記しておかなければなりますまい。
 もう一人、新人ながら高評価をもって迎えられたという山寺宏一さん。ワタルの現場の前に、西村さんが一緒に仕事した時にものまねの技能を見て驚いたというエピソードが明かされました。ステージ上でもムードメーカーというか、あの明るさと面白さを存分に発揮されておりました。

 ワタルのイベントには初めて参加しましたが、なんというか「声優さんて本当に存在するんだ!」という喜びがありまして。ステージの上に本物の声優さんたちがいらっしゃって、同じ空間に自分もいるという感覚がとても嬉しい。初めてロックスターのライブに行って、初めて生の姿を見た時のあの感動と全く同じものを再び味わうことができました。


 イベント後半は、主題歌担当のアーティストのライブです。もう何度も経験してるライブとは違って着席だったのでちょっと雰囲気掴みづらいところもあったけど、こちらも興奮。感動の連続でした。
 1990年からの「ワタル2」の主題歌は、女優としても活躍されている高橋由美子さん。そうです、あの、「20世紀最後の正統派アイドル」です。もうね~!もう~!!可愛い過ぎる!!中学の頃からずっと好きです。喋り方も仕草も、振り付けもなにもかもかわいい。そして、脚の細いこと・・・!もちろん歌も好きです。特に後半OPの「Fight!」が、テンポの速いロック調で最高。イントロもギターソロもカッコいいんです。
 1997年のシリーズ三作目「超ワタル」。主題歌は三重野瞳さん。ワタルのキャラソンを歌ってデビューが決まったという、生粋のワタルファミリーで、多くのアニソンを歌っています。そしてこれは知らなかったんですけど、放送作家・脚本家としても活動していらっしゃるんですね!すごい!あの面白いトークもそこから来てるのかな。
 
 そして、主題歌だけでなくワタルシリーズを語る上で欠かせない存在。
 1988年、初代の主題歌から数々のシリーズの主題歌を担当していらっしゃる、我らが群馬の誇る双子の歌手ユニットa・chi-a・chi。アチアチと読みます。もうね、「好き」という言葉では足りないくらい好きです。お二人のどこか神秘的で可愛らしい声は、年月を経た今も健在。イベントはa・chi-a・chiの歌で始まったのですが、これはちょっと卑怯ですよ。いきなり号泣するに決まってるじゃないですか。お二人の姿を生で見られる、歌声を生で聴けるなんて・・・!初代のOPにして、ワタルシリーズの主題歌と言っても過言ではない「STEP」。これを出演者とお客さん全員で歌って終わるんですけど、俺は声を出すと泣きそうだったので歌えませんでした(笑)


 とにかく「最高」としか言いようのない、素敵な素敵な、夢のような時間でした。調布市は午後から雪で寒かったのに、会場は熱々のアチアチ、a・chi-a・chiでした。
 35年前と言えば、俺は4歳が5歳になる年。きっかけは兄が観ていたテレビを一緒に観ていたんだろうけど、正直言って当時の記憶はほとんどありません。ほんの1シーンだけ、薄っすらと覚えている程度でした。でも、後年になってビデオで観た時に他のシーンを見てものすごく懐かしい感覚が蘇ったりして。「ワタル2」は、もう少し覚えていました。こちらも、10年以上たってから見直すとやっぱり懐かしく記憶が呼び戻されて。それまでも、心のどこかにはずっと残っていたんです。なぜ残っていたのか、というのがはっきりしないんですけど、とにかく「ずっと心に残っていた」のは、このアニメにそれだけの魅力があったという証明に他なりません。大人になって見返せば見返すほどハマっていったし、そもそも大人になってから「また観たい」と思わせるほどの作品。俺にとっては本当に稀有な、唯一無二のおもしろカッコいいアニメです。

 まだまだ語りたいこと、書き切れないことはたくさんあります。アニメのスタッフさんにも、レジェンドというべき方がたくさんいらっしゃいます。その辺りにも触れたいけどキリが無くなっちゃうので割愛させてもらいます。
 最後に、こちら!

 シリーズの新作!夜の部での発表によると、どうも直接的な続編ではなさそうです。が、皆さんの出番もゼロでは無さそうです。龍神丸が言ってました。
 昨今のTVアニメは12話1クールでの放送が主流になって久しいですが、昔のように一年間51話の枠でじっくり魅せるアニメが復活してくれないかな・・・。そんな期待も新しいワタルに込めて、楽しみに待ちたいと思います。


グッズの缶バッジ。ステージと同じ並びにしてみました。

 




ではまた(^O^)/