計算しているとは思わないけど嵐が思慮深く休止発表以来やってきたことは本当に上手な坂道のくだり方。

リーダーが発端となった嵐の休止、私的にはどちらかと言うと有りだなと思える選択でした。

もちろん我が目が黒いうちはずっとずっとキラキラ輝く嵐を見続けたいとは思ったけれども、いくら嵐といえどもいつまでも時代の寵児としてテッペンに君臨し続けるわけはないし、どうしてもお互いに(嵐もファンも)気持ちが落ちていく将来が見え始めていて、

もちろんファンにとってはテッペンであり続ける必要はないのだけれども、同じスタイルではやはりしんどくなる時が来ると思っていたので、

休止の発表はなんかホッとした感じもありました。

「ちょっと時間をください」
嵐の中でもファンの中でもそんな気持ちが片隅でくすぶっていた気がします。

もちろん、そんなことまるでないわい!と思うファンもいっぱいいるとは思いますけど。
あくまで私感です。

ただ解散はしてほしくない、それは私の中にもあったし嵐の5人全員の中にあったのでしょう。

解散ってたぶん離婚と同じ。
別れて次の新しい人生が始まったら、過去に唯一無二の相手だったとしても、本当に他人になってしまいそう。

私の勝手な思い込みで嵐の5人は他人になる勇気はなかったのだと思っています。

20年間、どちらかと言うと内向きな性格な5人がお互いを支えあいながら頑張って自分たちの想像を超えた大仕事を成し遂げたチーム嵐。

「曲がり角に来たね、待ってました、解散!!」
なんて言い切るメンバーがいたとは想像できない。
いつもそばにいていつも助けてくれたお前はそんな奴だったの?!と悲しくなる(はず)。

ま、私の妄想でしかないけれど。

とにかく、解散ではなく休止を選んだ嵐はさすがなという気がしました。

そしてファンへ20年の感謝を込めての大感謝祭の2年間。

コロナと言う事故もあったけれども、あの手この手で気を紛らわせてくれて、もっとこっちだけ向いてよ!と思うこともあったけれども、結果的にあたふたと振り回され、ジト〜っとお別れを悲しむことなく充実した時間を過ごさせてもらいました。

そしてそれぞれの道を歩みだした2021年。

ニノは YouTube という新しい世界を切り開きそれでもマイペースでちょっとゆっくり育休中という感じ?
来年にはまた絶対にアカデミー賞候補になるだろうと思われる映画やドラマが控えてるし。才能があるからこそ自分のペースで仕事ができるのでしょう。

松潤はそれこそ大物感ばっちり。早々に23年の大河を発表してファンの期待を大きく膨らませ、待ち焦がれたファンのために満を持して年末に映画そして来年にはドラマと。
嵐の中でも本当にセルフプロデュースが上手と感じます。

そして翔くんと相葉くんはそれなりに目に見える活躍をし続け、わかりやすく嵐はまだ続いてるよという役割を果たしてくれています。

そして今回の結婚発表。
嵐というグループを意識しなければ一緒にする必要はなかっただろう発表。
相変わらず「嵐は続くよ〜」の務めを果たしてくれています。

そして同時に最初に言ったように嵐として坂道を下る覚悟を見せてくれた気がしました。

5人の中で3人が既婚者。

もうワーキャーのアイドルは無理でしょう。

ワチャワチャ嵐も無理、と私は思ってます。
ワチャワチャにつきもののプライベートの話をすれば絶対に横にいる人の事を想像する…涙
「お正月何してた?」なんて話はもう無理。

もちろんステージの上ではそんなことを忘れさせてくれるキラキラを見せてくれることは可能だと信じています。プロのアイドルだから。

でももうとにかく
アイドルといえば嵐、の時代は確実に過去のことになり始めました。

という話を最近嵐ファンになった友達にしたらそんな悲しいこと言わないでと泣かれてしまいました。
健気…涙

そうですよね。
新規のファンの方にとっては悲しい話だけれども、

事実だし(すみません)

そう、
言い換えれば、レジェンドアイドルになる道を歩み始めたという感じかな。

再結成するかどうかは本当に分かりませんね…。
人の気持ちは日々変わるし新しい仕事に一人で関わってみて気持ちが変わる可能性も大いにあるし。

3年前には解散を選べなかった絆も、今なら、まいっかなんて思えてるかもしれません。

いずれにしろ、坂道を転げ落ちたり、トラブルを起こしたり、くすぶっていた膿を出したり、そんなことをファンにつきつけることを避けてここまで来た嵐のセルフプロデュース力って本当にすごいと思うのです。

前向きな休止発表、個々の仕事の充実、メンバーの結婚…と、
着々と順を追って坂道を下っている。

もし休止がなければ、私たちは「嵐にしやがれ」や「 VS 嵐」を見ながら相葉くんと翔くんの結婚を受け入れなければなりませんでした。

3人もの既婚者がいる嵐のワチャワチャを見るのは、ぱっくり割れた傷口に塩とムヒを同時に塗るようなもの、つらすぎます。

ただし休止したから結婚できた、は違うでしょう。
そんなバカなです。

二人は嵐の活動中でもニノに引き続き結婚していたと思いますよ。

休止ありきで、たまたま二人の結婚がタイミングを見計らって発表できる結婚だったということでしょう。

一部でだいぶ前に籍を入れていたのではという説があり、それはなんとなくモンモンとはしますが、思ってみればいつの時期にも『そんなこと言いながら本当は事実婚してるんでしょ?』と思っていた自分の疑いが事実だったっていうだけで…苦笑
何も変わりないのです。
紙切れ一枚がいつかなんて結局関係ない。




いつも思うのはとにかく永遠はないのだから、私たちファンが絶対にいつか向き合わなければいけないのは坂道を下る「勇気」と「諦め」

だとすると、
ファンの手を取って、ゆっくりゆっくりと、

そんな大人な、
嵐というグループを、そのメンバーを心から誇りに思うのです。
好きでよかったって。



相葉マナブ、
絶対お祝いすると思っていたのにしなかった!
たぶんもう大丈夫?

相葉マナブの愛、気遣い…。
絶対お祝いするにちがいないと言い聞かせていた自分が、感動で涙しそうでしたえーん

おかげで番組の内容全く頭に入ってこなかった。

アイドルの応援って、言葉と心が全く一致することってなかなかないのでしょうね。

こうありたい、になかなか心が追いつかない涙

私の場合は、ですけど。