陸上自衛隊エリートコース | なんでも雑記

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30歳で1尉

特科連隊中隊長を5回やって3佐
→幕勤務
→師団課長
→副大隊長
→三越百貨店出向
→大規模駐屯地糧食班長
→2佐
→ドイツ国防大学校入校
→大隊長
→防衛大学校助教授
→1佐
→連隊長やらず教育団副団長
→方面課長
→師団幕僚長
→1佐のまま補給処副処長
→幕課長
→1佐のまま副師団長
→1佐のまま副師団長下番
→もう一度幕課長
→〇〇県警本部長として警視長拝命
→自衛隊復帰・将補
→もう一度副師団長
→どこかの団長
→幕部長
→旅団長
→方面隊幕僚長
→陸将
→師団長やらず陸自幕僚副長
→東北方面総監
→幕僚長


陸自エリートの特徴として,警察庁出向組が幅を利かせているようです。
県警本部長や大規模都道府県警察本部部長経験者が,師団長以上のポストに就いています.
 1佐の時に警察に出向するかが,本流と傍流との決め手になっております.
 これは,テロ対策等で自衛隊警察間の連携を密なものにしたい最近の官の意向です.

 3佐クラスの警察署長への出向もあるようですね.
 中隊長,幕僚等の職務経験のある3佐クラスの幹部自衛官を対象に警察庁出向希望者を募り,大規模都道府県警察本部の警察署長として出向させているようです。


 県警本部部課長級には防衛省を含め,中央省庁からのキャリア職員の出向者が多いですが,警察署長には,幹部自衛官の指揮官幕僚としての見識をより深めさせるという趣旨の下,3佐クラスの自衛官が出向者と対象となっているようです.

 警察署長のほかに県警本部・管区機動隊指揮官幕僚職への出向も一部あります.

 3佐クラスの警察への出向は,1佐になってからの警察出向の足がかりともなるので,希望者が多いようですね.
 それでも,出向の枠にも限りがあるので,幕の人事部も,希望者の中からの出向要因の選抜に苦慮しているとのことです.

 また,幹部自衛官以外に曹士にも警察出向の枠が設けられています.
 主に機動隊へ配属され,士は巡査・分隊員,曹は巡査部長・分隊長として勤務します.
 警察出向経験のある士は候補生の指定が自動的に受けられ,曹は本人の希望により幹部候補生学校に入校可能です.
 警察出向によってそれぞれ道が開かれるわけですね.
 これも自衛隊警察の連携を密にしたい官の意向です.

 なお,警察出向者は警察学校で一定期間の研修を受けますが,入校はなされません.
 自衛官はそれぞれの階級に応じて警察官としての職務遂行能力を有すると警察は看做しております.