主人公の少年ユウジくんは~どことなく陰のある…というか、カラーの無い少年だった(過去形)
特に夏に観た時には、画面が暗めだったせいもあって、本当に世の中と極力関わりを作らず~日陰…日陰…物陰…を選んで歩いているような
出勤途中に~繋がれているボンピレオと眼が合う…気にしながらも出勤する少年…
仕事帰りの翌朝、まだそこに繋がれたままのボンピレオ…
決心して近づこうとした時、大型ダンプがかなりグーッと寄って来て右折していく~
ダンプに気付いて一瞬振り向き、無意識にガードレールに寄る少年…クラクションが鳴らされる~次の車もかなり近い
あ…危ない…
気の毒さ、可哀想さ、倍増
(ρ_;)
(舞台挨拶の監督さんによると、演出や仕込みではなく、偶然通りかかったダンプさんなのだと…)
偶然の賜物!!すごいなぁ!!ここで、より一層可哀想な気持ちになるもの…撮影中幸運のツキ~持ってますね!!
(b^ー°)
(ちなみにクラクション音は編集時に後付け、と♪)
また、少年は居酒屋という飲食店に勤めていながら~『食べる楽しみ』はおろか生きる為の『食』にすら全く興味がない…ように見えた
家には食材が全く無い~生命を維持するために、口にするのは…カップ麺
それも同じ銘柄だけを食している
でも、その銘柄が大好き!!~という様子には全く見えない
僕…別になんでも良いんで…とか、面倒だからいつもコレです…みたいに見えてしまう
(わかりませんよ!?本当は監督さんが大好きなので!!とかは…)
食べるシーンは2回ある
最初はボンピレオを拾った直後
ボンちゃんにエサをやりながら自分もカップ麺をすする…犬が居ることでちょっとウキウキはしているのだが
なにしろ割り箸のバランスが悪過ぎる!パキンと割った時に、左右均等にならない事はままあるが…これはかなり…9対1の不均衡
そんなお箸でカップ麺をすすり、優しい眼差しを犬に向ける…これは、もの悲しさが一気に倍増してしまう
たまたま割った箸がそうなったなら…やはり持ってる!?
→『吠え届』主人公篇~続編へと続く