夢や達成したいことがあるとき
できるかどうかを考えている思考レベル状態があるとします。
その状態でものごとをやると、
うまくいけば「できた」と思いますし、
うまくいかないとき、「やはりできない」と思います。
この状態の思考レベルですと、
できたときは続けますが、
できないと、そのものごとをやめる確率がかなり高いです。
さらに、仮にでき続けたとしても
どこかで、やり続けることが苦しみになったり、
やり続けることに飽きるという確率が高いです。
これはなぜ起こるかと言うと、
できる、できないの確率論的ゲームの中に思考が占められ、
「達成したらどうなるのか?」という、達成後の世界への思考が働いていないからです。
達成したらどうなるのか。
おそらく、いまの現状よりもより良くなる、満たされるから、そこを目指しているはずです。
しかし、途中で、やり続けることが苦しくなったり、できないと諦めたりするのは
行きたいと思っている世界が曖昧だからです。
現状のほうが、非常に具体的な世界だからです。
どれくらい具体的かというと、
仕事は朝9時から17時まで、PC操作や会話はこの手順でやり、交通経路は自宅から最寄り駅まで、家賃は6万円で、帰りのスーパーに19時頃行けば割引時間で、寝るまでに1時間は自由な時間があって、
いまいる場所において起こり得る、ありとあらゆる事象について、ほぼ把握しながら、現状を維持しているはずです。ほぼプログラムどおりに動けるまで最適化されているはずです。
夢や願望はこれよりも曖昧なはずです。
「夢や願望が達成したらどうなるのか」が曖昧であるがゆえに、達成が難しいのです。
その曖昧さ(不確定さ)を
どこまで確定させるか(位置、運動量を決定する)、がカギです。
達成したらどうなるのかを見ていないのです。
達成後の世界を知らないのです。
見えないものは知り得ないのです。
知り得ないものは存在できないのです。
端的に言えば
夢や願望が叶わないのは
その領域に対する知識不足です。
例えば、プロの音楽家が、音楽の作り方を知らない、ということがありえるでしょうか。
パイロットが飛行機の構造を知らない、ということがありえるでしょうか。
資産家が資産の増やし方を知らない、ということがありえるでしょうか。
もし夢や願望がありながら、その領域に対する知識を得ようとしてないなら、
それはその人にとってその程度の幻想、ということです。
知識を習得するには膨大な時間がかかりますし、かなり思考を要します。
これはたしかに苦しみを伴います。
しかしそれでもなおやり続けるのは、そこに達成させたい世界があるからです。
この達成後の世界が明確であればあるほど、人は走れます。
まず、一番最初に考えるべきことは、
それを達成したらどうなるのか、どういう未来がそこにあるのか、
思考し、ありありとその世界を感じることです。
それが現状を上回れば、意識は自走状態に入ります。
努力を努力とも思わず、そのためにやっていることに没頭します。
これをフロー状態と呼びます。
この状態で、さきほどの圧倒的に具体的な現状を生きるのです。
そうすると、現状に変化が起こります。
Aという波(現状)と、
Bという波(達成後の世界)の干渉が起こります。
波の重ね合わせにより、
現状はゆっくりと、しかし確実に姿を変えていきます。
あとは波を絶やさず、波を立て続けるのです。
湖に指でツンツンと、波を立てるように。
ポタポタと水滴が水面に落ちるように。
わずかな力が波面に広がり、大きな紋様を示すのです。
達成後の世界は、常に思い描き、味わうことです。
面白いマンガは、何時間でも見ていられるし、
いつの間にかその世界に没頭しているはずです。
この漫画を、あなたのオリジナルの漫画にするイメージです。
フィクションとノンフィクションとの間に、明確な境界線はありません。
現実とは、瞬間瞬間の存在確率でしかないのです。
努力はいりません、意識を自走させるのです。