第１１回 ELVIS COSTELLO, THE CLASH

①My Aim Is True (Dig) (Spkg)/Elvis Costello

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９３年か９４年か・・・。　私は（ボロイ）カーラジオを聴きながら、（同じくボロイ）営業車を走らせていました。　すると、大好き！とっても特徴あるサウンドに節回し・・・・
「ナンダ？　エルヴィス・コステロの曲にこんな良い曲があったとは・・・でもコステロは全部ＬＰ持ってるし、おかしいなぁ～」ってことがありました。

そのラジオでかかった曲、なんて～ことない、ミスターチルドレンの「シーソーゲーム」だったんです。　ラジオがマジにボロかった事と、この曲はコステロ狂の桜井が100％コステロちっくを狙って作った曲・演奏だったので・・・エルヴィス・コステロと間違えてしまったっていう話です。　しかし、ミスターチルドレン！　今やサザンの次にウルトラメジャーなバンドですが、コステロファンが日本で大量発生した・・・という風にはならないものなんですね。　　桜井はコステロの影響を受けたってどころじゃなく、発声から節回し、メロディ回し、アマチュア時代にまず真似をしたんでしょうね。　いや、似てるからってミスチルをけなしたい気持ちは全くありません・・・・。　曲パクッてる訳じゃなく、エッセンスをパクっていて、先の「シーソーゲーム」なんて、もしコステロの曲だったら、私の好きなコステロの曲ＮＯ．１だもん。　ミスチルってコステロＭＵＳＩＣに、もうひとつ転換やサビを持ってきてゴージャスにしてますね・・・。　ただミスチル好きの妻は①のアルバムや「ＡＲＭＥＤ　ＦＯＲＣＥＳ」「ＴＨＩＳ　ＹＥＡＲＳ　ＭＯＤＥＬ」等初期のコステロのアルバムを聴きながら・・・「あっ、ココ桜井さん！」って１分毎に言ってます。　曲調、発声、節回しでまるで桜井が唄っているように聴こえてしまう位だそうです。　ミスチル好きにはゼヒ聴いて欲しいエルヴィス・コステロでした。

②London Calling/The Clash

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ＴＨＥ　ＣＬＡＳＨは私が一時期、超のぼせたＢＡＮＤです。　真剣に自分がＢＡＮＤをやっていた時期に重なっているような・・・・。　だって４人ならんだフォトグラフがもうギャング映画のポスターみたいにかっこいいんだもん。　　１ｓｔ、２ndは７０年代ＰＵＮＫど真ん中の傑作でした。　

このアルバムは（ＰＵＮＫ＝怒り・はき出す・叫ぶ）に物足らなくなったクラッシュが（でもストレートな１ｓｔ、２ndもステキです。）音楽的な幅を広げて作ったアルバムです。

ＰＵＮＫは「ぶち壊せ！」というスローガンの元に起こったムーヴメントですから、その後の展開が難しいのですが・・・ＰＵＮＫでデビューしたバンドの展開、発展の理想形がここにあります。　荒削りと繊細さの極上ブレンド・・・　　

「１９８０年代の最も重要なアルバム」に、パンクに冷たい米国で選定された、パンクには珍しく優れたアルバムです。　極上といえば、全て手摘みのブドウをさらに厳選して作られたワイン、エクスプローラーズ こちらもどうぞ。