こんなボクの数少ない理解者であり・・・・犬の大先生・大先輩でもあり、良き相談相手でもある、Chakoさんとお別れをしてきました。
9つも年令が下のボクに、いつも対等に接してくれ、数え切れない犬学・知識、思い出、優しさ、笑い・・・・・を頂きました。
今もこうして犬と関わっていられるのは、チャコさんが居たからに他なりません。
もっともっとこれからの時間を共有出来る事に疑いの微塵も持っていませんでしたが、人間の一生なんてどうなるか分かりませんね。
この話すらも、いつもチャコさんと朝まで語り合っていた事です。
考えてもしゃ~ないやろっ
とりあえず、やってみようやっ
とりあえず、行ってみようやっ
あの声、あの京都弁、あの笑顔・・・・・・には、思い出があり過ぎて、まだ現実を受け入れる事の出来ない自分が居ます。
その反面、犬への要求・理想が高すぎて、簡単には人の犬を褒める事の無かったチャコさんですが、いつか必ず、「ほぉ~なかなかえ~犬やないかっ」・「やっと出来たなっ」 と言わせてみせる と言う、覚悟を決めた自分が居ます。
いつも豪快に笑って、バカ話ばかりしてボクを応援してくれていたチャコさんです。
泣きっ面で、最後のお見送りをする訳にはいきません。
お見送り前日、思い出の場所を一人で1日中歩いて回りました。
行き交う外人観光客や、すれ違う人には、不思議な光景だった事でしょう。
50過ぎたオッサンが、涙をボタボタ垂らしながら、歩いているのですから・・・・
人目をはばからず泣いた! と言うよりは、眼から勝手に水が溢れ出てきて止まらない! が正解です。
蒸し暑い京都です。
汗だくになりながら、1日中懐かしい場所を歩きまわり、「この場所あの時の想い」 を一つ一つ思い出す事を繰り返していると、心が少し落ち着きました。
明日は、気持ちよくチャコさんを見送り、ボクの覚悟を伝えよう
そして、今回も少しだけ我が儘を聞いてもらおう
何故か決って夜中0時に電話をしてくるチャコさん
この時間にボクのスマホが鳴ることはもうありません。
いつかアメリカのリングでチャコさんと戦いたかった。
そして、チャコさんを倒して、恩返しをしたかった。
こんなボクの夢物語にも、いつも真剣に相手をしてくれた。
「その勝負受けたるわっ!その時は真剣勝負やっ!手、抜かへんでなっ!その前にワシ、少し体重落としとくわなぁ~!」
昨日の様に覚えている会話ばかり。
もっともっと声が聞きたかったよっ。
モタモタして勝負に間に合わなかった自分の甘さに後悔が残ります。
途方に暮れた時は、ボクの右手に貴方の魂を宿してください。
いつかまた何処かで会うその日まで、しばしのお別れです。
さようなら・・・・チャコさん♪
ありがとう・・・・チャコさん♪