静岡県の川勝知事が、またやった。
「毎日、野菜を売ったり、牛を育てたりしている人たちと違って、あなたたちは知性・頭脳が高い…」などと、新人の職員たちへの言葉として、職業差別とも取れる発言をしました。
本人は、「マスコミに切り取られた」などと言っているようですが、まぁそんなに何回も切り取られていれば、「ここら辺は切り取られるな…」と、発言の前に気が付いてもよさそうなもんですが。
今回のVTRを見る限り、切り取られる云々の問題ではないようではありますし。
で、僕、思ったんです。
なんでこうも失言するのかな?と。
川勝知事に限りません。
だいたい、あまりいい印象のない政治家はみな、失言をよくします。
たぶん彼らの頭には、パッとそういったワードが浮かぶんでしょう。
普段からそういった、差別とか、他人を見下すとか、そういう思考をしているから、肝心な時にそういうワードが、降ってきやすいのだと思います。
そして彼らは一様にして、ブレーキも持ち合わせていないもんですから、その降ってきたワードに、「しめた!」と喜び勇んで飛びついて、そのままパッと口に出してしまうのでしょう。
彼らが失言しない為には、どうすべきか?
何も言わないようにするしかないでしょう。
しかし、言葉を生業にする政治家が、何も言わなかったら、職業放棄になってしまいます。
彼らは常に、この二律背反に苦しめられる事でしょう。
いや、苦しむならまだマシです。
今回の川勝知事もそうですが、だいたい開き直ります。
「不快に思われた方がいたのなら、お詫び申し上げます」って、言い換えれば、「俺は悪い事言っていないが、不快に思う人がいるなら謝るわ」って事でしょう?
自分の発言には、問題ないと思っているのでしょう?
「そんな事でガタガタ言うな」くらいに思っているのでしょう。
まぁ、そんなわけで、これからも失言する政治家は、きっと後を絶たないと思います。