アキレスと亀 | 映画と競馬の日々

アキレスと亀

『DOLLS』でヤバいかな、と心配になり
『TAKESHl'S』で予想以上のヤバさにビビり
『監督ばんざい!』で失神しました。

今度も失神するなら、完全に別れを告げようと思っていました。
結果は…まだ大丈夫なようです!

個性的な画家が何故できあがったか(食えてないから画家とも言えないか)を描く物語は、
少年、青年、壮年とほとんど一生分にわたるエピソードを網羅する壮大なものだ。

もっとテンポをあげるべき仕上がりをフォローしたのは俳優の力だった。
少年期、成金父親の中尾彬。微笑ましい胡散臭さを好演。
青年期、麻生久美子に意外と負けずに頑張っていた柳さん。
壮年期、もちろん樋口可奈子。働き、生活を支えながらも絵も手伝う姿は笑いを誘いつつ哀しい。
一番お気に入りは、娘に絵の具代をせびる画家のシーン。
この物悲しさが北野映画だ、と思い出させてくれました。